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韓国:ネトウヨの抗議で大邱教育大が5.18講座不許可
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大邱教育大、「イルベ」の抗議電話で5.18講座不許可

講義一日前に「講義室使用不可」通知

イ・サンウォン記者 2013.06.12 10:53

「講義の場所が変わり、講義主題も変えないわけにはいかなくなった」 (韓洪九教授)
「講義の題名は『どうして』です。大邱がどうしてこのようになったか。この言葉でしょう」 (ソ・ヘソン作家)

6月11日、5.18民衆抗争33周年大邱慶北イベント委員会が主管した「イルベで傷 ついた友のための5.18光州抗争特別講座」が、当初計画されていた大邱教育大 の第1講義棟102号室ではなく、本館ロビーで進められた。

この日「最後まで道庁に残った人を記憶しよう」という主題で最初の講演をし た韓洪九(ハン・ホング)聖公会大教授とソ・ヘソン作家は、突然の講演会場の 変更のため、当初計画していた講演の主題を変えて「朝鮮のモスクワ」と呼ば れた大邱の近現代史についての講演を2時間余り行った。

[出処:ニュースミン]

大邱教育大、講座一日前に「講義室使用不可」を通知
イルベ会員と名乗る抗議電話数十通

講座一日前の10日、大邱教育大は講座主催側に「施設使用要請に対する回答」 を送り「校内の駐車空間の不足や大学院生の夜間授業など、内部構成員の不便 が大きく、各種の苦情があり、講義室の使用要請を許可できない」と通知した。

これに先立ち、5月末頃に大邱教育大学生会は学生処に特別講座開催を申請し、 学校の承認を得て特別講座行事を知らせる横断幕を校内に付けるなど広報活動 を始めた。しかし公式にイベントが告知された後、学校にインターネット政治 コミュニティのイルベ(日刊ベスト)会員と名乗る数十通の抗議電話が総長室、 学生処、事務局、学生会室などにかかってきた。そのため学生処は学生会に 「抗議電話が多い」としてイベントの承認取り消し通知をした。

イベントを主催した5.18民衆抗争33周年大教イベント委は9日、大邱教育大事務 局と大邱地方報勲庁に特講協力文書を送って再度講義室使用要請をしたが、10日 に教育大は公式に講義室使用要請不可の決定を通知した。

「予備教師に推奨すべき講座…正体不明の集団に振り回されてキャンセル」
大邱教育大、「外部団体のイベントなので取り消した」

釈然としない理由でイベント前日に講義室使用要請不可が決定され、5.18民衆 抗争33周年大教イベント委と5.18歴史歪曲に抗議する大邱市民連帯などは、6月 11日の午後4時30分、大邱教育大正門前で記者会見を行い、大邱教育大の特別講座 講義室使用不可に強く抗議した。

平和統一大邱市民連帯のキム・ドゥヒョン事務局長は、匿名のイルベ会員が大 邱教育大に抗議電話をかけた後、講義室使用不可が決定されたことについて、 「小学生に歴史的事実と記録を教えるべき未来の教師にこうした講座は積極的 に推奨されるべきだが、大邱教育大はむしろ正体不明の集団に振り回されて 講座を取り消した」と指摘した。

だがこの日の記者会見の後に行われた特別講座主催側と大邱教育大側の面談の 席でチェ・オクチュ大邱教育大学生処長は「学生が主管するイベントと思って 許可したが、学生は外部に名義を貸して実際の主催は外部団体だったのでイベ ントを取り消すことにした」とし「5.18民主化運動関連のイベントも重要だが、 どの懸案はよく、どの懸案はだめなのかということになりかねないので取り消 すしかなかった」と説明した。

チェ・オクチュ処長は「2011年に大邱教育大で6.15共同宣言行事を行った時は 何の問題もなかった」という反論に、「昨年総長が変わった後は許可していな い」と釈明し、講義室使用不可の立場を曲げなかった。

「日刊ベストから守るべきは進歩ではなく保守」

教育大側が講義室使用不可の立場を曲げなかったため、主催側は本館ロビーで 計画通り講演を進めることに決め、予定の午後7時、講演は約70人の市民が参加 して進められた。

ソ・ヘソン作家は講演の冒頭に「いわゆる『厨』は恐くない。20世紀で最も重 要だったのはまさに植民地支配と対抗する闘争と、独裁と対抗する闘争、つま り独立運動と民主化運動だ」とし「極めて普遍的な基準により、これに対する 異議はありえない。だがこの2つに異議を提起するのがいわゆるニューライトと 『厨』だ。彼らはこの土地の本当の保守ではない」と突然の講演場所の変更に 対する見解を明らかにした。

韓洪九(ハン・ホング)教授も「私たちがイルベから守るべきは進歩でなく保守」 とし「本当の保守がいるべき場を彼らに占有させてはいけない。光州に対する 彼らの表現は、進歩、保守を離れて、人間の尊厳の問題だ」と一蹴した。

一方、平和博物館が企画して5.18記念財団が後援する今回の特別講座はこの日 の講演をはじめ、計3回が予定されている。18日に予定されている二番目の講演 は「朴正煕(パク・チョンヒ)と光州-私のイルベ戦闘記』を主題にポップアーティ スト、ナンシー・ランとカン・ヨンミン氏が講演し、25日の最後の講演は「私 の胸の中の5月-記憶の中の光州、芸術の中の光州」を主題として1980年当時、 光州市民軍だったホン・ソンダム作家が講演をする予定だ。(記事提携=ニュースミン)

[出処:ニュースミン]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-06-13 02:40:21 / Last modified on 2013-06-13 02:40:22 Copyright: Default

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