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セヌリ-民主指導部、双竜車解決方案、また責任逃れの合意

「民主党指導部は双竜車国政調査の意志を持て」...会計不正で追加暴露を予定

キム・ヨンウク記者 2013.05.31 17:03

5月最終日の31日午前、セヌリ党と民主党の院内代表は国会貴賓食堂で会って、6月の国会に関する合意事項を発表した。両党の院内代表合意事項には双竜車の問題が言及されているが、事実上、双竜車協議体の解決方法作りの失敗に対する責任逃れで合意したという指摘が起きている。

双竜車氾国民対策委は6月3日、国会で野党議員と双竜車会計操作問題に関する 追加資料暴露の記者会見と共に、また国政調査の必要性を浮上させる予定だ。

この日、両党の院内代表は合意文で「双竜自動車の労使間共生協力方案を講じ るために、関連常任委員会小委の構成など国会次元の措置に努力する」とした が、政界も労組も国会環境労働委次元の成果を出すのは難しいと展望している。

両党の院内代表が6月の国会合意事項に双竜車問題を入れたのは、この日、与野 双竜車6人協議体の議論が何の成果もなく終わったためだ。当初、6人協議体の 議論は大統領選挙の時に与野候補とも競争で約束した双竜車国政調査の実施を セヌリ党が拒否したことで、窮余の策として出された。民主党は、朴槿恵政権 発足の初期に強く国政調査を主張したが、新政府の足を引っ張っているという 負担を感じ、6人協議体構成に方向を旋回した。

6人協議体を構成した後、両党は何の対策も結論も出せないまま4回の会議だけ を開き、活動期間を終えた。協議体構成直前まで双竜車国政調査が政界の重要 な問題だったことを考慮すれば、協議体は事実上、国政調査世論を宥和させる 役割を果たした形になり、政界も双竜車問題から遠ざかった。

何よりも双竜車国政調査の要求が単なる労働懸案を越え、企業会計不正問題、 無理な公権力投入などについて調査をしようという意味なので、環境労働委だ けに責任を押し付けたのは、民主党の指導部にも国政調査の意志がないのでは ないかという指摘も出ている。

民主党の鄭成湖(チョン・ソンホ)院内首席副代表は、合意文発表の直後に記者 と会って「双竜車問題は、双方の見解の差があまりにも大きかったので、国会 次元で解決するには関連常任委で対策を議論しなければならない」とし「私た ち(民主党)は国政調査も主張したが、さらに実質的で実用的な結果を出すには 関連常任委で小委を構成して議論する方が良いと思い、そのような程度で合意 した」と明らかにした。

「与野指導部、大統領選挙の約束を確認し、原点に戻って国政調査の議論を」

だが、民主党内でも環労委小委次元の解決は難しいと見ている。民主党のある 関係者は「環労委小委も、協議体より前向きな方法だが、セヌリ党が不誠実な 態度に出れば、6人協議体のようにまた空転する可能性が高い。協議体シーズン 2になりかねない」とし「今こそ与野指導部が大統領の意志と与党の約束を確認 し、また原点から国政調査を議論する必要がある」と指摘した。

進歩正義党の沈(シム)サンジョン議員室の関係者は、「協議体が本来の機能を 果たせずに終わった状況で、また国政調査を推進しなければならない」とし、 「沈議員も環境労働委次元で双竜車問題を争点化する予定」と強調した。

しかしセヌリ党側では、まず整理解雇問題を解決しようという雰囲気が強い。 セヌリ党のある関係者は「与野の院内代表はどちらも責任逃れ合意をした」と し「環境労働委次元では整理解雇者問題ぐらいは前向きに異見を狭めていくべ きだ」と強調した。

双竜車氾国民対策委は協議体が成果なく終わったために、また民主党指導部が 国政調査に対してはっきりした立場を持つように、指導部との面談などを推進 している。氾国民対策委の関係者は「民主党も合意文に『常任委小委など』と いう表現を入れ、国政調査そのものを廃棄したわけではないと氾国民対策委に 釈明した」とし「野党指導部がまた双竜車国政調査へのはっきりした態度を 取り、本格的に与党と交渉させることが必要だ」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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