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韓国:「済州海軍基地工事を中断して付帯意見の徹底検証を」
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「済州海軍基地工事を中断して付帯意見の徹底検証を」

江汀村会、検証作業に扱う内容などを提示

キム・ヨンウク記者 2013.01.08 16:44

済州海軍基地建設阻止のための全国対策会議と江汀村会が「済州海軍基地工事 即時中断と徹底した付帯意見検証」を要求した。

対策会議と江汀村会は1月8日午後、国会記者会見場で記者会見を行って「国会 が70日間予算を執行できないようにしたことは、事実上の工事中断を意味する」 とし「国会の付帯意見にもかかわらず、済州海軍基地事業団は『先工事・後執行』 の原則を打ち出して、工事を中断せず計画通り進めるという立場だ。これは 明白な国会無視、国民欺瞞」と非難した。

二つの団体はまた、軍と政府、済州道は与野が合意した徹底した検証作業が 行われるように中立的な検証方法と期間を提示するよう要求した。

二団体は、検証作業で扱うべき内容として、△済州道で最も激しい風浪と潮流、 台風の危険がある江汀に超大型港の建設を決めた立地選定の適正性と妥当性、 △港と入出航路にある天然記念物421号と442号、生態系保全地域、ユネスコの 生物圏保全地域に与える影響に対する客観的で科学的な検討、△民港と軍港の 機能の両方を持つ港の先例の有無と運営の可能性、妥当性、合理性、△工事を 遂行する過程での住民の同意の有無と住民に加えられた精神的・物理的暴力と 対立助長行為を提示した。

この日の記者会見に参加した民主統合党の金才允(キム・ジェユン)議員は、 「70日間、海軍と国防部は国会勧告事項を徹底的に履行すべきなのに、海軍は 無理に工事を強行している。海軍は今すぐ工事を中止しろ」とし「昨年残った 15億は工事費ではない。海軍は予算がないばかりか、予算に編成されもしない 工事を無理に強行すれば、さらに大きな禍を招く」と警告した。

コ・グォニル対策会議執行委員長は「海軍基地航路の周辺は全て暗礁地域なの で浚渫しなければならないが、さらに環境に影響を及ぼす」とし「今回の検証 を通じ、こうした部分まで徹底的に検証しなければならない。また、もしその ような必要があっても、住民との関係をどうするのか、事業の民主性を確保し た後に推進しなければならない」と要求した。

カン・ドンギュン江汀村会会長も「2012年、設計ミスによる設計補償費49億だ けを残して予算全額を削減したのに、まだ設計変更もされていない」とし、 「軍民複合型観光美港の設計が誤っていて、設計変更費を保障したのに、まだ 変更されない理由は江汀村が位置的にこれ以上設計変更面積がないため」だと 主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-01-09 19:35:48 / Last modified on 2013-01-09 19:35:48 Copyright: Default

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