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韓国:『国民大統合』する朴槿恵、竜山惨事遺族には無返答
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『国民大統合』する朴槿恵、竜山惨事遺族には黙々無返答

竜山惨事4周忌...「統合するならまず竜山遺族と会え」

ソン・ジフン記者 2013.01.07 14:05

朴槿恵(パク・クネ)大統領当選者が『国民統合』を次期政権の優先課題に打ち 出したが、容易ではなさそうだ。大統領職引継委員会発足初日の7日の朝、竜山 惨事の遺族は業務引継委員会の前で記者会見を行って、朴槿恵当選者との面談 を要求したが、業務引継委員会側は「検討する」という回答以外に特別な返事 をしていない。

竜山惨事4周忌汎国民追慕委員会は惨事4周忌と新政府の発足をむかえて、竜山 惨事の真相究明と拘束者釈放、責任者処罰を要求して朴槿恵当選者に竜山惨事 の解決についての立場を要求したが、朴槿恵当選者は沈黙している。朴槿恵当 選者は候補時代を含み、たった一度も竜山惨事に言及しなかった。遺族らは 「朴槿恵当選者が社会統合を語りたければ、まず竜山惨事に対する立場から 明らかにしろ」と主張している。

遺族は「候補時代と当選以後、すべての面談申請が拒絶された」とし「朴槿恵 当選者に国民統合の意志があるのか疑わざるをえない」と明らかにした。遺族 は続いて「遺族と撤去民は、国民統合の対象にも含まれない存在か」と朴槿恵 当選者に繰り返し対話を要請した。

竜山惨事遺族のチョン・ジェスク氏は「朴当選者は社会統合と国民統合を語る が、このどこが統合か」と、対話を拒否する朴当選者を糾弾した。チョン・ジェ スク氏は続いて「李明博政権が行って責任を取っていないことは、朴槿恵政府 が責任を取るべきだが、朴当選者は目と耳をふさいでいる」とし「社会統合を したければ、まず竜山遺族と会わなければならない」と主張した。

チャン・ヨンヒ全撤連議長も朴槿恵当選者と現政権がまず骨にしみた反省をし なければ、また犠牲者が発生すると警告した。チャン・ヨンヒ議長は「李明博 (イ・ミョンバク)大統領の就任初期に竜山惨事で犠牲者が出たし、朴槿恵当選 者が当選するとすぐ、労働者が犠牲になった」と指摘し「まず骨に凍みるほど 反省して真相究明を始めなければ、スチロールとビニールに頼って生きていく 撤去民と労働者の犠牲はずっと続く」と主張した。

追慕委員会と遺族は記者会見で昨年11月に送った竜山惨事に対する朴槿恵当時 候補の立場を問う質問書の回答を公開した。当時、朴槿恵候補キャンプは竜山 惨事の真相究明と拘束者赦免に対し「国民大統合の次元で十分に検討する部分」 と答えた。当時、鎮圧作戦の責任者の処罰についても「積極的な調査が必要で、 調査の結果によって適切な措置を取る」と答えた。追慕委員会はこうした回答 の内容について『具体的な対策がない通常水準の回答』と指摘しつつ「調査、 検討を通じ、拘束者の赦免と責任者の処罰を実施するという意志と理解する」 と明らかにした。

なおこの日の記者会見は、警察との摩擦で予定時間より30分ほど遅れて始まっ た。追慕委員会は業務引継委員会正門の前で記者会見を行おうとしたが、警察 が場所を空けず、この過程で遺族と警察が小競り合いになった。結局記者会見 は警察兵力に取り巻かれた形で進められた。記者会見中にも記者会見の参加者 を採証しようとする警察と参加者の言い争いが続いた。

遺族のユ・ヨンスク氏は「記者会見を妨害して公権力が投入されること自体が 竜山惨事の殺人虐殺を自認するもの」と批判した。チョン・ジェスク氏も、 「社会統合、国民統合を叫び、記者会見に公権力を投入することが統合か」と 話した。

追慕委員会は惨事当日の1月20日までを追慕週間として、業務引継委員会の前で 一人デモを続ける。続いて16日には竜山4周忌追慕コンサート、19日には汎国民 追慕大会、20日には磨石烈士墓地に参拝する。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created byStaff. Created on 2013-01-08 00:53:22 / Last modified on 2013-01-08 00:53:22 Copyright: Default

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