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韓国:済州海軍基地予算案処理、19日に延期
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済州海軍基地予算案処理、19日に延期

安圭伯議員「条件付き通過の発言はしていない」...民主党の党論は全面再検討

ソン・ジフン記者 2012.11.17 02:02

済州海軍基地建設予算案の処理が来週に延期された。国会国防委員会予算決算 小委は11月16日の全体会議で済州海軍基地建設予算案とK2戦車事業予算案の処理 を来週月曜の19日に延期した。

国防委員会は11月16日午前の全体会議でK2戦車事業と済州海軍基地建設予算案 通過を議論したが、与野間で意見の相違を狭められず、19日の全体会議でまた 議論することで合意した。

民主統合党は当初、済州海軍基地建設事業を全面再検討すべきだという方針を 固守していたが、国防委・民主統合党幹事の安圭伯(アン・ギュベク)議員が 「済州海軍基地建設予算について原案に近い処理をすることで与野が合意した」 という発言が報道され、済州海軍基地建設予算処理が早まるという展望が相次 いだ。

しかし安圭伯議員室はチャムセサンとの通話で「党内に原案通過の意見があると 発言したのであって、合意したとは話していない」と明らかにした。

民主統合党は、既存の事業全面再検討と予算削減の立場を固守している。民主 統合党の金才允(キム・ジェユン)議員室もチャムセサンとの通話で「済州海軍 基地事業の全面的な再検討と予算削減が党論」と伝えた。金才允議員室は続い て「2011年予算決算委勧告事項が履行されない状況についての制動装置が必要」 とし「勧告事項の検証をせず、政府の予算案をそのまま受け入れることはでき ない」と明らかにした。

しかし民主統合党は、党の大統領候補が「民主的な手続きで事業を再検討する」 と明らかにし、かなりの議員が予算削減と事業の全面再検討を主張しているのに 党内の一角で『条件付き受け入れ』と『原案処理』を主張するなど、矛盾した 動きを見せているという批判は避けられそうもない。

セヌリ党は海軍基地を予定通り進めるという立場で、削減すべき部分は削減 しても、全額削減は受け入れられないという立場だ。

済州海軍基地建設阻止のための全国対策会議などの市民社会団体は、2011年 予算決算委の勧告事項の検証がない状態では、予算は全額削減すべきだと主張 している。全国対策会議は民主統合党の矛盾した動きを批判して、民主統合党 が予算削減と海軍基地建設事業について明確な立場を表明するよう要求している。

19日の国防委全体会議では、済州海軍基地建設予算案とK2戦車導入事業についての 議論が進められる予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-18 13:37:06 / Last modified on 2012-11-18 13:37:07 Copyright: Default

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