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市民761人「竜山惨事鎮圧の責任者、金碩基を告発する」

竜山惨事責任者の処罰要求...ソウル検察庁に告発状提出

ソン・ジフン記者 2012.08.20 14:07

竜山惨事を扱ったドキュメンタリー映画『二つの扉』の興行記録が2か月で7万 を越えた。映画の興行記録と歩調をあわせ、竜山惨事の真相を糾明して責任者 の処罰を要求する声が映画を観覧した観客から提起され、竜山惨事真相究明 委員会は先月から竜山惨事殺人鎮圧責任者市民告発、『私は告発する』を 進めてきた。

8月20日午前、竜山惨事真相究明委員会は761人の市民が作成した『市民告発状』 をソウル中央地方検察庁に提出した。告発人代表はパク・レグン竜山惨事真相 究明委執行委員長で、被告発人は竜山惨事の時にソウル地方警察庁長官だった 金碩基(キム・ソッキ)前庁長と、キム・スジョン当時ソウル警察庁次長、シン・ ドゥホ当時ソウル警察庁機動本部長、ペク・ドンサン竜山警察署長、当時警察 特殊部隊長と現場鎮圧指揮警察指揮官だ。

告発状は「被告発者を業務上過失致死傷、警察官職務執行法違反、職務遺棄、 職権遺棄の罪とその共同正犯または教唆犯として告発する」と告発の趣旨を明 らかにした。

真相究明委は告発状提出前の記者会見で「撤去民だけでなく現場に投入された 下級警察官も、いつ命を失うかわからない危険な状況に置かせた無責任な鎮圧 の責任を問わなければ、公権力行使による人命の殺傷をはじめ人権侵害を防ぐ 方法がない」と主張した。

真相究明委は続いて「警察官1人が死んだことに対して撤去民4〜5人の共同責任 だとして重刑を宣告させた検察は、撤去民五人の死に全く責任を問わないのは 公平性に外れる」、「違法な公権力行使により国民を死亡させた警察を黙認した 検察も、共犯者の位置に立つ」と検察が当時警察責任者を処罰するよう強調した。

惨事直後の裁判で当時、ソウル警察庁長官だった金碩基前庁長は「無線機を 切っていた」とし、自分に鎮圧の責任がないことを主張し、そのまま無嫌疑 処理されていた。

真相究明委は竜山惨事を「国民の生命と安全を守るべき国家公権力が撤去民の 座り込み鎮圧で、安全対策を確保せず過剰鎮圧を続けたことで発生した惨事」 と規定した。彼らは告発状で「警察が警察力を投入する計画をたてた時、引火 物質による多数の安全を害する要素があることを知っていたのに油類火災に備 えた化学消防車を準備しないなど、進入対策計画を無視して性急に鎮圧を始め た」とし、警察がマニュアルなどに明示された安全確保努力義務を果たさずに 性急に鎮圧業務を始めたため、業務上過失致死傷の罪が成立すると主張した。

彼らは特に当時現場にいなかったので責任所在で避けた金碩基(キム・ソッキ) 当時ソウル地方警察庁長官に対して「問題の大規模集会は、地方庁長が現場に いなければならないという規定と重要作戦時指揮ラインにより地方警察庁長官 などの警察首脳部にいつも無線などで現場状況が報告され、惨事直前に金碩基 当時ソウル地方警察庁長官が警察高級幹部に上げられた情況を送り、金碩基前 警察庁長官はいつも関連情況を報告を受け、これに指示を与えたという可能性 が大きい」とし、金碩基前ソウル地方警察庁長官に告発状の罪責に責任がある と主張した。

[出処:竜山惨事真相究明委]

告発状を代表で提出したパク・レグン執行委員長は「権力と同じ側の検察が、 積極的に責任者の処罰に乗り出すと期待するのは難しい」と話しつつ「二つの 扉で高まった市民の真相究明要求の熱気をさらに拡散させ、責任者に処罰を要 求する闘争をさらに大きく展開する」と明らかにした。

イ・ウォノ真相究明委事務局長も「2009年、遺族が金碩基前庁長を告発した時 も、金碩基前庁長は単に書面調査だけで無嫌疑処分された」とし今回は金碩基 前庁長の調査と処罰がきちんと行われるべきだと要求した。

[出処:竜山惨事真相究明委]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-21 14:42:52 / Last modified on 2012-08-21 14:42:53 Copyright: Default

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