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韓国:江汀平和大行進フィナーレ
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江汀平和大行進フィナーレ...「われわれはすでに勝った」

参加者延べ4千人...6日間で120Kmの大行進終わる

済州=ソン・ジフン記者 2012.08.04 19:02

済州市塔洞広場に鳴り響いた平和の歌を最後に6日間の江汀平和大行進が すべて終わった。

江汀平和大行進団、西進と東進は8月4日の朝、各々内道モンドルサッカー場と チョチョン体育館を出発し、午後4時に済州市内で5日ぶりに再開した。400人で 出発した大行進団は最終日には約1000人に増えていた。6日間の日程の大行進に 参加した延べ人数は計4000人ほどにのぼる。最終日の行進には権永吉(クォン・ ヨンギル)前統合進歩党議員、チョン・スノク民主統合党議員、パク・ソグン 韓国進歩連帯共同代表などが姿を見せた。

東・西進が合流した大行進団は、市内で略式集会を開き、今回の大行進団の共同 代表団を紹介した。民主労総のキム・ヨンフン委員長、チョ・フェジュ竜山惨事 真相究明委委員長、キム・ジョンウ双竜自動車支部支部長、トボプ僧侶、キム・ ミヒ統合進歩党議員などがデモ行進最終日の集会の舞台に上がり、代表団の 挨拶をした。民主労総のキム・ヨンフン委員長は「民軍複合美港という言葉は 偽り」とし「世の中のどこに美しい米軍基地があるか」と話した。彼は続いて 「すべての戦争の最大の被害者はいつも労働者だった」とし、戦争の威嚇を招く 海軍基地を作ってはいけないと強調した。

竜山惨事真相究明委のチョ・フェジュ委員長は「今回の行進でわれわれは海軍 基地を防いだ」とし「江汀のように、国家暴力の犠牲になった竜山惨事遺族も 最後まで江汀に連帯する」と話した。

略式集会を終えた大行進団は、済州市街地を行進して『平和コンサート-江汀、 平和を歌え』が開かれる塔洞広場に入った。広場に入る瞬間まで行進団はシュ プレヒコールをあげ、市民に海軍基地建設反対の意志と、塔同広場で開かれた 平和コンサートを知らせる宣伝ビラを配るのをやめなかった。行進団から宣伝 ビラを受け取った大部分の市民は拍手で激励の意思を明らかにした。

東進を率いたカン・ドンギュン村会長は行進の最後の日程の塔洞広場に入り、 「われわれはすでに勝ったと話したが、内心、うまくできるか心配していた」 と話した。しかしカン会長は続いて「しかし6日間、皆さんと共に歩きながら、 われわれは必ず勝つという確信を持った」と大行進団に感謝の言葉を伝えた。

ムン・ジョンヒョン神父も大行進団に「暴雨と猛暑も私たちの歩みを止められ なかった。江汀を救い、平和を守る私たちの熱望が猛暑より熱く、暴雨より強 かったからだ」と話し、大行進団の労苦を励ました。ムン神父は続いて「密陽 の送電塔を阻止するという村の老人たち、原州でゴルフ場建設を阻止している 住民、竜山の遺族、双竜の労働者、故郷と土地と森を慈しみ、守ろうとする 人々、さびしく、くやしい人々が一つの心で江汀の心配をしてくれた」として 大行進に連帯する人々にも感謝の言葉を伝えた。

大行進は、放送関係者のキム・ミファ、トゥルグッカ、アン・チファンなどが 出演する平和コンサートを最後に6日間のすべての公式日程を終えて解散する。 公式日程は終わっても、江汀村会は村に宿泊することを望む一部の参加者の ために村会館の近くに宿泊場所を用意し、参加者を迎える準備をしている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-06 03:55:03 / Last modified on 2012-08-06 03:55:03 Copyright: Default

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