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韓国:済州海軍基地反対のノーベル平和賞候補、強制追放
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済州海軍基地反対のノーベル平和賞候補、強制追放

済州海軍基地反対の海外活動家を強制追放...米平和在郷軍人会の会員が入国拒否

済州=イ・サンウォン記者 2012.03.15 17:37

3月14日、検察は済州道江汀村で住民と共に海軍基地反対運動をしている英国人 ノーベル平和賞候補のアンジー・ゼルターとフランス人平和活動家ベンジャミン・ モネに強制退去措置を取った。

また、14日午後、済州に入国する予定だった米国平和在郷軍人会所属のタレク・ カウプ、エリオット・アダムス、マイク・ヘスティの3人が済州から上海に送り 返される状況に置かれた。

15日、江汀村会は記者会見を行い、国際平和活動家を弾圧する政府当局を糾弾 した。

▲政府当局の外国人に対する弾圧を糾弾するカン・ドンギュン江汀村会長.

カン・ドンギュン江汀村会長は「13日に逮捕されたベンジャミン・モネは調査 が終るとすぐ、10人ほどの移民国出入管理所職員が押しかけ、強制退去命令書 を押しつけた」とし「結局、調査は形式的な手続でしかなく、事前に強制退去 を決めて実行した」と批判した。

続いてカン会長は、「外国の活動家への強硬な対応は、済州海軍基地反対闘争 の国際的な連帯を弱めようとする暴挙」とし「平和を守ろうとする人類の願い の前に長続きはしない」と声を高めた。

現在、ベンジャミン・モネ氏は京畿道華城にある外国人保護所に強制的に移送 されており、済州島に送り返すことを要求してハンストを始めた。

▲村住民と踊っているベンジャミン・モネ.

一方、ブルース・ギャグノン宇宙の武器と核を反対するグローバルネットワー ク事務総長は、江汀村会に記者会見文を送り、米国平和在郷軍人会の入国拒否を 糾弾した。

ブルース・ギャグノン事務総長は「平和在郷軍人会の会員が済州空港に到着し た時、すでに彼らの写真を持った政府関係者が待ちかまえており、済州島への 進入が認められないといった」とし「われわれは韓国当局が、どこで平和在郷 軍人会三人の写真を得たのか知っている。米軍艦の出入のために済州島に海軍 基地を作るよう韓国政府に圧力をかけている米軍から受け取った」と明らかにした。

続いて彼は「われわれは今、企業の手で思うままにされている警察国家で暮ら しているのは疑いがない」と嘆いた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-16 00:09:11 / Last modified on 2012-03-16 00:09:15 Copyright: Default

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