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韓国:済州地方裁判所、済州海軍基地工事現場に入った聖職者を拘束
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済州地方裁判所、済州海軍基地工事現場に入ったキム・ジョンウク神父とイ・ジョンフン牧師を拘束

ハン・サンボン いまここ記者 2012.03.12 14:18

3月9日、クロムビの発破作業を防ぐために済州道江汀の海軍基地工事現場の フェンスを突破して入った人のうち、カトリック聖職者のキム・ジョンウク神父 (イェズス会)とプロテスタントのイ・ジョンフン牧師(韓国キリスト長老会 済州道会長)の聖職者2人が拘束された。

済州地方法院は3月11日午後8時40分頃、令状実質検査を終え、キム・ジョンウク 神父とイ・ジョンフン牧師がフェンスを越えてクロムビに進入する過程で、 主導的な役割を果たしたという理由で財物損壊の容疑で拘束令状を発行した。

これに先立ち「済州海軍基地撤回と平和のためのキリスト者の会」の共同代表 でもあるイ・ジョンフン牧師は、8日の集会で声明書を通じ「済州道民と 江汀住民の正当かつ血を吹くような呼び掛けにもかかわらず、40トンの爆薬で クロムビ海岸を破壊する政府と国防部は今、海賊や強盗の水準に転落した」と 強く批判した。

一方、8日にソ・ギョンソク牧師が主導し、江汀で開かれた右翼団体の「済州 海軍基地建設要求全国大会」について、「この四旬節に強盗されて苦しむ兄弟の 居間に押しかけ、暴言と威嚇を加える行為をどうして受け入れられようか。 済州道民と江汀村住民に謝罪し、さらに痛恨の心情でこの偉大な平和の戦いに 協力し、まい進することを約束する」と述べた。

▲去る3月7日海軍の火薬搬入を阻止して警察に連行されるキム・ジョンウク神父[出処:カトリックニュース・いまここ]

一方、韓国イェズス会のチョン・マニョン神父はEメールなでど 「キム・ジョンウク神父とイ・ジョンフン牧師の拘束の知らせを聞き、夜中に 惨憺たる気持ちだった」とし、済州道江汀に行けない人はソウルに集まり 「クロムビ爆破阻止のためのミサ」を奉献しようと提案した。

チョン神父は「司祭の拘束は、1989年に北朝鮮を訪問した林秀卿さんを 保護するために北朝鮮を訪問したムン・ギュヒョン神父の拘束から23年ぶりの こと」とし、「これはとても危急で重大な事件の前に私たちがいるということ」 を喚起させると。チョン神父は「たとえ神父と牧師が財物破壊の実定法(まだ 未確認)に違反したとしても、何が彼らをそう追いやったのかを調べなければ ならない」と話した。

チョン・マニョン神父は12日午後4時に済州道江汀で天主教正義具現全国司祭団の 月曜巡礼ミサが奉献されることをきっかけに、「少なくとも四旬節の期間だけでも 毎晩8時に『クロムビ爆破中止のためのサムスン物産の改心のために』サムスン物産 がある江南駅4番出口に集まろう」と提案した。チョン神父は「クロムビ発破作業は 青瓦台(米国)が主犯であり、海軍は従犯だという点で『サムスン物産の改心という 主題は多少安易に聞こえるかもしれないが、クロムビを直接爆破するのは建設会社』 と指摘した。

チョン・マニョン神父のこうした指摘は、これまではクロムビ爆破について、主に 政府と国防部と海軍の強行方針に注目してきたが、今回の海軍基地建設を施工する サムスン物産とデリム建設の利害関係も複雑にからまっているという疑いを なげかけている点が注目される。

チョン・マニョン神父はミサに参加する市民に「クロムビ助けて!」などと書いた 1人デモのプラカード作ってくれるよう要請し、「組織の力を借りず、自発的に このミサを奉献する。さらに建設的な内容があれば知らせてほしい」と要請した。 (記事提携=カトリックニュース・いまここ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-15 14:08:39 / Last modified on 2012-03-15 14:08:43 Copyright: Default

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