「30分歩いて、クロムビは文化財の価値なしと結論」

ファン・ビョンウ、クロムビ拙速調査批判...済州知事に文化財仮指定を要求

ファン・ビョンウ韓国文化遺産政策研究所所長は、クロムビ岩はありふれた岩であり 価値がないという海軍の主張に正面から反論した。3月11日、ファン・ビョンウ所長は 済州道江汀村村会館で記者懇談会を開き、2007年の文化財地表調査結果とこの4年間の 文化財庁の行跡を指摘し、クロムビ岩の貴重性を主張した。

▲11日、済州道江汀村村会館でファン・ビョンウ所長が関連資料を持って説明している。

ファン・ビョンウ所長は「比較優位がないと言った教授と通話をした」とし「その人は クロムビ岩が単一岩として、国家指定文化財の価値がないと断定したのではないと話した」 と伝えた。ファン所長は「具体的に詳細な調査をしたのかと尋ねたところ、少し踏査をしたと 答えた」とし「30分歩きまわって六行の意見書を出したのが全部だ」とし、入手した 『現場検証意見書』を公開した。

ファン所長は続いて「民俗文化財指定価値調査も調査委員3人が入り、同じ調査意見書三通を 出した」と指摘した。「含まれている内容も、海軍基地工事以後に調査を始め、まともな 調査もできなかったのに、文化財に指定する価値はないという結論を出した」と批判した。

また、ファン所長は「クロムビ岩のような岩が済州島に散在しているとも言い、私が専門家だ という人と一度話してみろといった」とし「すると一か所もきちんと答えなかった」と話し、 今まで伝えられてきた専門家の所見が虚偽に近いという事実を明らかにした。

ファン所長はクロムビ岩の価値について「江汀村のクロムビ岩のように巨大な平らな岩の上に 水が湧き、住民が生活をしながら美しい景観を保っている所はない」と強調した。

ファン所長は「今、発破をしようとしているが、工事を中断して詳細な調査をしてみよう」、 「詳細な調査をしてクロムビ岩が単一岩としての価値があるかどうかを検証しよう」と主張した。

また、「指定されない文化財が急に悪化した状況に置かれる時、職権で臨時に文化財の仮指定 ができる」とし「済州道知事に文化財仮指定要請をした。10月12日に検討するという回答を受けた」 と明らかにした。

最後にファン所長は「対策委、村会と相談して、文化財保存問題について、海軍と済州島、 文化財庁に告発状を提出する計画」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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