韓国:江汀は、良心、生命、自由、平和だ | |
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江汀は、良心、生命、自由、平和だ[記者コラム] 3月9日、長かった一日の断想
済州=イ・サンウォン記者 2012.03.10 10:31
神父と牧師がバールでフェンスを打ち下ろした。フェンスには中に入る門 という意味の大きな門が描かれた懸垂幕がついていた。その上にバールが打ち 落ろされた。一回、二回、三回... やがて、門が開いた。反対側には巨大な 門番が守っていた。彼らは聖職者を押し出し、悪口を吐いた。そうして入ろうとする 人と防ごうとする人の体当たりが始まった。数的な劣勢に勝てず、門番は後退し、 20人ほどの聖職者は門の中に入った。 門の中は広い工事現場で、前に彼らが見た美しい花は見えなかった。 ただ巨大な構造物だけが存在していた。聖職者たちは「江汀は平和だ」 「クロムビを助けてくれ」と大声を上げた。やがて駆け付けた警官が彼らを鎮圧し、 聖職者たちは手足をつかまれて外に引きずり出された。 ▲ムン・ギュヒョン神父が警官たちにつまみだされた。 彼らを外に運びながら、一人の門番が私に近付いてきて尋ねた。 「こんなに熱心に写真を撮って持っていくと、手当てがたくさん出るのか?」 「月給が出ます」「では、手当てもないのに使命感のようなことで、こんなに 危険をおかして他人の私有地を壊して入ってきたのか」「...」 言い返せるような返事は思いつかなかった。がっしりした体つきの門番に どこからどう説明するべきか分からなかった。彼は問いを続けた。 「人権をいう人々が同じように悪口を言うのはなぜか?」 「...」 「金を受け取ってしているのか気になる、あの人たちは何をもらっているのか?」 「...」 「全て自分の欲望を満たそうとしているのではないのか?」 「...」 すべての問いに適当な返事が思いつかなかった。 ただ「ご苦労さま」という言葉が口から飛び出してきただけだった。 最後に彼が話した。「弟は海軍だ、チョンスリホにいるが、弟はこの海軍基地は 良いと言った」「弟さんの話だけ聞かず、一度この人たちの話も聞いてみて下さい」 という言葉に、彼は「読みました」と答えるだけだった。彼が読んだものが どんなものなのか私には分からなかった。 ▲用役が背を向けて立っている。 聖職者たちは警官に囲まれたまま護送車両を待っていた。聖職者たちは「いくら 私たちを捕まえて行っても、何度でも休むことなくまた入ってくる」と決意を 新たにした。疲れきった状態で引き出されてきたソン・ヨンソプ牧師は、そんな 状態でも休まず「江汀は良心だ、江汀は生命だ、江汀は自由だ、江汀は平和だ」 と絶叫した。戦闘警察に両腕を捕まれたまま、彼は休まず「韓国のキリスト教徒 の皆さん、強盗された江汀を無視しないでくれ」と大声を上げて訴えた。 彼の姿をカメラで撮ろうとしてカメラを持った時、アングルの中にもうひとつの 悲しい顔を見た。右側でソン牧師をつかんでいたあどけない顔の戦闘警察は、若干 頭を下げ悲しい表情をしていた。周辺を囲む戦闘警察の顔を見た。その中にソン牧師が 話したキリスト人がいるのかどうかはわからなかったが、悲しい表情の人は何人もいた。 ▲ソン・ヨンソプ牧師は「江汀は良心だ、江汀は生命だ、江汀は自由だ、江汀は平和だ」として絶叫した。 この日、フェンスを壊して中に入った聖職者をはじめ、彼らの連行を阻止しようとした 人をいれて25人が連行された。海軍基地を防ぐために集まった人々は、もう連行を恐れない。 罪がないことを知っているからだ。一日か二日、留置場でもうひとつの闘争を展開すれば 良いと考える。 連行を恐れない彼らと、気にかかることを抱いて、悲しみを抱いて『仕事』をしている人の 間の戦いは難かしい。実は彼らがこうして戦う理由はない。いつになるのだろうか、彼らを 互いに戦わせ、後に隠れて邪悪な微笑を浮かべる資本の奸悪な顔があらわれる日は。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2012-03-13 23:43:05 / Last modified on 2012-03-13 23:43:21 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |