韓国:傲慢なGM大宇、支援返還方案の検討を | |
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「GM大宇車、4年間で1200億の恩恵を受け、1兆4千億を引き出す」市民社会びっくり...「傲慢なGM大宇、支援返還方案の検討を」
キム・ドヨン記者 2010.12.29 23:11
GM大宇車がこれまでに地方政府から1200億ウォンほどの税金と間接的な恩恵を 受け、派生金融商品取引で1兆4千億ウォンを外国に引き出したという主張が 提起された。 『GM大宇非正規職闘争勝利のための仁川地域対策委員会(対策委)』が12月29日 に公開した資料によれば、GM大宇は2006年から2009年まで中央政府と地方政府 から、何と254億にのぼる税を減免されてきたことが明らかになった。 ![]() ▲[写真/キム・ヨンウク記者] GM大宇は外国人投資促進法により、中央政府から法人税203億ウォンを免除され、 同時に住民税20億ウォンの免除を受けた。また地方政府がその他の地方税を約 40億免除した。 税金優遇の他にも仁川市と富平区が間接的に支援した金額も約千億ウォンにな る。ここにはチョンナ技術研究所敷地の無償提供費用549億、2008年の経済危機 当時、GM大宇部品社の支援ファンド造成費用50億に加え、99年から大宇自動車 購買活動で購入した官用車700台、コールタクシー業者と供給了解覚書締結支援 で5年間販売が予想される2000台などが含まれている。 対策委は「仁川市中小企業支援予算(296億)の何倍、市民全体を対象にする雇用 創出予算(644億)に次ぐ金額をGM大宇車が一人占めしている」と批判した。 そればかりでなく、対策委はGM大宇の資本流出の疑惑も提起した。GM大宇が 派生商品取り引きで2007年から2009年までに1兆3211億ウォンの損失を受けたが、 この損失を取引相手のGMが利益として取った形だという。彼らは「常識的に 納得できない」とし「資本流出を目的とする意図的損失だった可能性が高い」 と話した。 ![]() ▲[写真/キム・ヨンウク記者] そのため対策委は12月29日、富平GM大宇車正門の前で記者会見を行い、これま でにGM大宇が受けてきた各種の恩恵を数え上げ、非正規労働者の復職と正規職 化を要求した。 彼らは「GM大宇は正規職化のためにかかる追加賃金費用は1人当り年1680万ウォ ン程度ということを考慮しても、GM大宇がこれまでに受けてきた税制優遇と、 地方政府の支援、資本流出額1兆5千億があれば、千人の非正規職労働者を90年 間雇用できる規模だ」とし「GM大宇は最低の社会的責任として現在座込をして いる人たちの要求を積極的に受け入れろ」と主張した。 対策委は続いて「いまからGM大宇車がこれまでに韓国政府と仁川市から受けて きた支援を返還する方案、GM大宇車の経営を日常的に監視する方案などGM大宇 自動車の無責任で傲慢な経営実状を汎市民的に知らせていく運動について多角 的な検討を始める」とし「年があける前に非正規職労働者復職について、GM 大宇車のアルカモーネ社長が責任ある決断をしろ」を要求した。 富平駅で民主労総決意大会開催... 「血を望むのなら流そう、だが」一方『30年ぶりの寒さ』という酷寒の中で、イ・ジュンサム、ファン・ホイン GM大宇非正規職労組組合員が高空籠城を始めて29日、シン・ヒョンチャン支会 長が食を断って10日目の12月29日、『GM大宇車非正規職闘争勝利のための民主労総 決意大会』が仁川市の富平駅で開かれた。 ![]() ▲つららがさがる寒い中、参加者は富平駅からGM大宇工場までデモ行進をした。[写真/キム・ヨンウク記者] 決意大会に参加した300人ほどの民主労総組合員と市民社会団体会員は、一か月 近く座り込みと断食を続けるGM大宇非正規職組合員の健康と安寧を心配して 解雇者の復職と非正規職の正規職化の要求を共に叫んだ。 「最近、暖かい部屋の中でゆっくり休むのと元気かと挨拶もできない」という 対策委チャン・ドンフン神父は「竜山惨事から1年でわれわれはまたもう一つの 櫓を組んで闘争している」とし「竜山の生活の場だった櫓で、私たちは失った ものに命で警鐘を鳴らしたとすれば、GM大宇二人の同志は私たちが行方をまた 全身で警鐘を鳴らしている。私たち宗教家は祈祷しかできることはないが少し でも力になりたいとミサをあげている。最後まで連帯する」と話した。 民主労総のキム・ヨンフン委員長は「解雇者の復職のために、労働組合活動を 守るために、さらに多くの血を望むのなら流すほかはないが、それは非正規職 の仲間たちだけの血ではない」とし「正規職との連帯、総連盟次元で犠牲を分 け合うことで、私たちの要求が貫徹されるように、勝利できるように闘争する」 と話した。 ![]() ▲[写真/キム・ヨンウク記者] この日の決意大会には、イ・ジョンヒ民主労働党代表とチョ・スンス進歩新党 代表、アン・ヒョサン社会党代表、キム・ヨンデ国民参与党最高委員も参加し、 地域社会から恩恵を受けるだけで社会的責務を無視するGM大宇の糾弾に声を補った。 イ・ジョンヒ民主労働党代表は「今働いている非正規職をみんな正規職に変え ても、GM大宇が受けた恩恵に較べればとても少ない」とし「3年続いてきた GM大宇の非正規職問題を今解く時だ」と暗示した。 続いて李代表は「国会で2009年に正規職転換予算として1100億ウォンを編成し たが、たった一銭も使わなかったのは、非正規職法に穴があいていて会社がそ れを悪用しているから」とし「法の穴を埋めることが政党の責任だ。非正規職 問題の解決を2011年の最重要の問題と考える民主労働党は、入ることができる 職場は非正規職雇用しかない若者と市民と力をあわせ、ぜひこの問題を解決する」 と約束した。 チョ・スンス進歩新党代表も「大宇自動車が苦しい時、仁川市民すべてが立ち 上がって助けたが、あらゆる特典と愛を地域から受けたGM大宇が地域社会のた めに何をしているのか問わなければならない」とし「世の暦には2010年12月29日 も30日もあるが、労働者の暦には明日の勝利を約束する今日の闘争しかない。 一年が何日も残っていない今日、堅固な連帯闘争だけが健康と新しい闘争の明るい 新年になることを確信する」と話した。 ![]() ▲[写真/キム・ヨンウク記者] 決意大会が終わり、参加者は富平駅から二人の組合員が高空籠城をしているGM 大宇車正門の前までデモ行進した。正門の前に到着し、簡単な整理集会を終え た彼らは、6時30分から夜のキャンドル集会を続けた。キャンドル集会は、 GM大宇車正門の前で毎晩6時に開かれる。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-01-02 17:06:56 / Last modified on 2011-01-02 17:07:20 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |