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ヒョン・ビョンチョル人権委員長辞任を要求して人権委の占拠籠城に突入

国家人権委を「国家利権委」にする委員長の独裁を批判

パク・ヒョンジン記者 2010.11.04 18:24

11月4日、人権社会団体が国家人権委員会(委員長ヒョン・ビョンチョル、以下 人権委)の人権相談センターを占拠して、ヒョン委員長の辞任を要求する座り込 みに突入した。

▲ヒョン・ビョンチョル委員長の辞任を要求する記者会見が4日人権委の前で開かれた。

国家人権本来の席を探す共同行動、全国障害者差別撤廃連帯、人権団体連席会 議、民主社会のための弁護士の会など約40団体は「ヒョン・ビョンチョル人権 委員長辞任を要求する市民人権団体対策会議(以下対策会議)」を構成、11月4日 午前11時に人権委前でヒョン委員長の辞任を要求する記者会見を行った後、 人権委の占拠座り込みに突入した。

対策会議は記者会見で、ヒョン委員長の国家保安法存続発言、竜山惨事裁判所 意見提出過程のかっぱらい閉会事件、PD手帳・パク・ウォンスン弁護士の国家 相手損害賠償請求・夜間デモ違憲法律審判提案否決事件などを例にあげ、「李 明博政権の顔色伺いに汲々として、今の時代の人権を墜落させるヒョン・ビョ ンチョル委員長は即刻辞任しろ」と要求した。

新しい社会連帯のイ・チャンス代表は「多くの烈士と市民団体の献身で作られ た人権委をヒョン・ビョンチョル委員長と李明博政権が古草履にした」とし 「ヒョン現委員長の辞任は単に委員長個人の退陣の問題ではなく、この時代が 人権が発展する時代か、退行する時代かを分ける触発点になる」と強調した。

民主社会のための弁護士の会のチェ・ウンスン副会長は「人権委は特定の個人 の専有物ではなく、国家権力から独立して国民の人権を守る最後の砦にならな ければならないが、人権委の今の態度は国民の自由権と社会権を侵害している」 とし「G20を開催すれば国家の品格が上がるのではなく、国民の人権が保障され てこそ国家の品格が上がる」と釘を刺した。

参与連帯のパク・ウォンソク協同事務局長は、「9年前に人権委が発足した時は、 アジアで最高の人権機構だと評価されたが、今はむしろ国家による人権侵害を 隠す役割をしている」と批判、「自ら独立性を放棄して権力の侍女役をしてい るヒョン・ビョンチョル委員長は辞任しろ」と強調した。

全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表は「国家人権委員会 が国家利権委員会、権力の飾りに転落した時、私たちが退けば差別されるこの 土地の人々は希望が消える」と闘争の意思を確認した。

▲記者会見後、全国障害者差別撤廃連帯パク・キョンソク代表などが「ヒョン・ビョンチョル委員長辞任要求抗議書簡」を渡した。

記者会見を終えた参加者は、人権委7階の人権相談センターに移動して『ヒョン・ ビョンチョル委員長辞任要求抗議書簡』を渡し、ヒョン委員長の辞任を要求し て座り込みを始めた。代表団の数人が委員長室がある13階に上り、ヒョン・ビョ ンチョル委員長との面談を要求したが、人権委は彼らを阻止して「今日は面談 できない」という意見だけを伝えた。

対策会議はヒョン・ビョンチョル委員長が辞任するまで座り込みを続ける という立場だ。

一方、11月1日には人権委のユ・ナムヨン、ムン・ギョンナン常任委員がヒョン 委員長の独善的な運営に抗議して辞任している。人権委の職員も委員長の問題 を指摘した声明を内部の掲示板に上げるなど、ヒョン委員長辞任の声が続いている。 (記事提携=ビーマイナー)

▲参加者らはG20回の開催で国格が上がるのでなく国民の自由権が守られてこそ国格が上がると強調した。

▲占拠座り込みに突入した参加者たち

▲代表団が委員長面談を要求して13階に行ったが、人権委が13階の廊下の扉を閉鎖したため、全障連のパク・キョンソク代表が人権委側に抗議した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-11-05 22:14:36 / Last modified on 2010-11-05 22:14:38 Copyright: Default

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