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韓国:[国防部提供]天安艦沈没事件調査結果
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[国防部提供]天安艦沈没事件調査結果

ユン・ボジュン記者 bj7804@nate.com

□冒頭発言

民軍合同調査団は国内10の専門機関の専門家25人と軍専門家22人、国会推薦の 専門委員3人、米国・オーストラリア・英国・スウェーデン4か国の専門家24人 が参加して、科学捜査、爆発類型分析、船体構造管理、情報分析など4分科に 分けて調査活動を実施しました。

今日の発表内容は、調査団に参加した国内外専門家が科学的・客観的な接近方 法による調査活動と検証過程を経て導き出した結果です。

□現在まで海底から引き揚げた船体の変形の形態と事故海域から回収した証拠 物を調査および分析した結果を見れば、天安艦はガスタービン室左舷下段部で 感応魚雷の強力な水中爆発により船体が切断され沈没したと判断されます。

□沈没原因を魚雷襲撃と判断した理由は、

○船体損傷部位を精密計測して分析した時、衝撃波とバブル効果により船体の 竜骨が艦艇建造当時より上側に大きく変形し、外板は急激に折れて船体には破 断した部分がありました。

主甲板はガスタービン室内の装備を整備するための大型開口部の周囲を中心に 破断し、左舷側が上側に大きく変形して、切断されたガスタービン室隔壁は大 きく壊れて変形しました。

艦首、艦尾の船底が下から上に折れたのも、水中爆発があったことを立証します。

○艦艇内外の表面を綿密に調べた結果、艦艇が左右に揺れることを防止する艦 安定機についた強力な圧力の痕跡、船底部分の水圧およびバブルの痕跡、熱の 痕跡がない電線の切断などは、水中爆発による強力な衝撃波とバブル効果が艦 艇の切断および沈没の原因であることを知らせています。

○生存者とペクリョン島海岸哨兵の陳述内容を分析した結果、

生存者はほとんど同時に爆発音を1〜2回聴取し、衝撃で倒れた左舷監視兵の顔 に水が飛んだという陳述と、ペクリョン島海岸哨兵が2〜3秒間高さ約100mの白 い閃光柱を観測したという陳述内容などは、水中爆発で発生した水柱現象と一 致しました。

○また、死体検案結果、破片傷と火傷の痕跡は発見されず、骨折と裂傷などが 観察されるなど、衝撃波およびバブル効果の現象と一致しました。

○韓国地質資源研究院の地震波と空中音波を分析した結果、地震波は4か所で震 度1.5規模が感知され、空中音波は11か所で1.1秒間隔で2回感知されました。地 震波と空中音波は同一爆発源で、これは水中爆発による衝撃波とバブル効果の 現象と一致します。

○数回のシミュレーションの結果によれば、水深約6〜9メートル、ガスタービ ン室中央から左舷およそ3メートルの位置で総爆発量200〜300kg規模の爆発が あったものと判断されました。

○ペクリョン島近海潮流を分析した結果、魚雷を活用した攻撃に制限を受けな いものと判断しました。

○沈没海域で魚雷で確証できる決定的な証拠物として魚雷の推進動力部のプロ ペラを含む推進モーターと操縦装置などを回収しました。この証拠物は北朝鮮 が海外に輸出する目的で配布した魚雷紹介資料の設計図に明示された大きさと 形態が一致し、推進部後部の内側の「1番」というハングル表記は、私たちが確 保している北朝鮮の魚雷表記方法とも一致します。このようなすべての証拠は 回収した魚雷の部品が北朝鮮で製造されたことを確認させてくれました。

○また、このような結果は一部で持続的に提起されてきた座礁や疲労破壊、衝 突、内部爆発とは全く関連がないことを確認させてくれました。

□結論として、

○沈没海域から回収された決定的証拠物と船体の変形形態、関連者の陳述内容、 死体検視結果、地震波および空中音波の分析結果、水中爆発のシミュレーショ ンの結果、ペクリョン島近海潮流分析の結果、収集した魚雷の部品の分析結果 に対する国内外専門家の意見を総合すると、

○天安艦は魚雷による水中爆発で発生した衝撃波とバブル効果により切断され て沈没し、

○爆発位置はガスタービン室の中央から左舷3m、水深6〜9m程度であり、

○武器システムは北朝鮮で製造した高性能爆薬250kg規模の魚雷と確認されました。

□また5月4日から運営してきた米国、オーストラリア、カナダ、英国の5か国 による多国籍連合情報分析TFが確認した事実は次の通りです。

○北朝鮮軍は、ロミオ級潜水艦(1800トン級)約20隻、サンオ級潜水艦(300トン 級)約40隻と、ヨノ級(130トン級)を含む小型潜水艇約10隻など、計約70隻を保 有しており、今回天安艦が受けた被害と同じ規模の衝撃を与えられる総爆発量 約200〜300kg規模の直走魚雷、音響および航跡誘導魚雷など、さまざまな性能 の魚雷を保有しています。

○このような事実と、事件発生海域の作戦環境などを考慮すると、こうした作 戦環境条件で運用される水中兵器システムは、小型潜水艦艇と判断されます。 また、西海の北朝鮮海軍基地で運用された一部の小型潜水艦艇とこれを支援す る母船が天安艦攻撃の2〜3日前に西海北朝鮮海軍基地から離脱して、天安艦攻 撃の2〜3日後に基地に復帰したことが確認されました。

○また、他の周辺国の潜水艦艇はすべて自国の領海またはその周辺で活動して いたことが確認されました。

○ 5月15日、爆発地域近隣ではえ縄漁船により回収された魚雷の部品、つまり 5個の順回転および逆回転プロペラ、推進モーターと操縦装置は、北朝鮮が海外 に武器を輸出するために作った北朝鮮製武器紹介パンフレットに提示されてい るCHT-02D魚雷の設計図面と正確に一致します。

この魚雷の後部推進体内部で発見された「1番」というハングル表記は、私たち が確保している別の北朝鮮製魚雷の表記方法とも一致します。ロシア製魚雷や 中国製魚雷はそれぞれの国の言語で表記します。北朝鮮製CHT-02D魚雷は、音響 航跡および音響受動追跡方式を使用し、直径21インチ、重さ1.7トンで爆発装薬 が250Kgに達する重魚雷です。

○このようなすべての関連事実と秘密資料分析に基づいて、

天安艦は北朝鮮制魚雷による外部水中爆発の結果、沈没したという結論に到達 しました。また、以上の証拠を総合すると、この魚雷は北朝鮮の小型潜水艦艇 から発射されたこと以外の説明ができません。

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〈ユンボ中記者bj7804@nate.com〉著作権者(c)韓国の代表進歩言論民衆の声 原文

翻訳/文責:安田(ゆ)


Created byStaff. Created on 2010-05-22 15:13:22 / Last modified on 2010-05-22 15:13:24 Copyright: Default

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