韓国:第7回差別撤廃大行進 | |
[MenuOn] Home | ニュース | イベント | ビデオ | キャンペーン | 韓国 | コラム | About | Help [login ] | |
「金持ちのためのソウルを、労働者庶民のソウルに」第7回差別撤廃大行進、ソウル地域巡礼開始
ユン・ジヨン修習記者/ 2010年05月11日6時00分
差別撤廃のためのソウル地域徒歩巡礼が5月10日午前10時、 蚕室駅で第一歩を踏み出した。 ▲民主労総ソウル本部、民主労働党ソウル市党、進歩新党ソウル市党、金属労組ソウルなどの団体が蚕室駅での発隊式を始め、延々10時間の大行進に参加した。 新自由主義による経済危機は、労働者庶民に厳しい人生を強要し、整理解雇、 非正規職の拡大、低賃金などの社会問題はさらに深刻化しつつある。都市の勤 労者は長い時間、労働しても暖かい一食を食べることも難しくなり、労働の中 でまともに休む空間もないことも少なくない。 第7回差別撤廃大行進は、こうしてソウル全域で、差別され、抑圧される市民が 立ち上がり、権利を主張し、労働組合、地域住民が連帯して、差別のないソウル にするために開催された。 『金持ちだけのためのソウルを、労働者庶民のソウルに』という旗じるしの下 に行われた差別撤廃大行進は、約130人の連帯組織のメンバーが蚕室駅に集まり 開かれた。民主労総ソウル本部、民主労働党ソウル市党、進歩新党ソウル市党、 金属労組ソウルなどの団体は蚕室駅での発隊式を始め、延々10時間の大行進に 参加した。 ▲10日午前10時、蚕室駅で差別撤廃大行進発隊式が進められた。 発隊式で民主労総ソウル地域本部のイ・ジェウン本部長は、「李明博政権の新 自由主義政策は、持てる者だけを尊重し、競争に敗れた者には配慮しない階級 都市を作っている」とし「労働者庶民が希望を歌い、共に暮せるソウルにする ために差別撤廃大行進を行う」とイベントの趣旨を説明した。 発隊式ではロッテワールドショッピングモール非常対策委が参加した。ロッテ ワールドショッピングモールは2008年12月31日にロッテ側から一方的に解約を 通知されている。 ロッテワールドショッピングモール非常対策委員会のキム・ヨンジャ委員長は、 「大企業のロッテは入居している業者から広告費の名目で30億ウォンを取って いったが、明細を数回要求をしても回答がない」と主張した。 また「入居している商人はIMFの時も、周辺の再建築の時も残っていた人々だ。 再建築さえ終われば商売がうまくいくと言ってロッテ側に頼み込まれ、赤字を 押し切って耐えたのに、入居者が入ってきて今まさに売り上げがあがろうとし ている時に契約解止を通知された」とロッテ側の不当性を吐露した。 ▲松坡区庁の前で公務員労組支持キャンペーンを繰り広げた。 差別撤廃デモ行進団は、蚕室駅での発隊式の後に松坡区庁に行進して、公務員 労組支持キャンペーンを行った。その後、松坡区庁から国民体育振興公団まで デモ行進し、ここで公団糾弾集会を開いた。 これまで公団は等級評価、組合幹部懲戒などで組合員を解雇してきたが、今後 は無人販売機の導入と等級評価の強化などを導入する予定だ。これに対し所属 組合員たちは、差別撤廃団に参加して無人販売機導入阻止、解雇者元職復職、 不当懲戒者懲戒撤回、労働条件改善を要求した。 ▲国民体育振興公団の前で不当解雇撤回、無人販売機導入中断などを要求する集会が開かれた。 公団を訪問した後、デモ行進団はチャンチ駅LH公社の前で『LH公社糾弾集会』、 梧琴駅のロッテスーパーの前で『SSM進出ロッテスーパー糾弾集会』、教大駅で 『公務員労組労働基本権争奪、法院糾弾集会』、ハクドン駅最低賃金委員会の 前で『最低賃金現実化決意大会』を続けた。 ▲差別撤廃デモ行進団はチャンチ駅のLH公社の前で糾弾集会を開いた。 ▲梧琴駅ロッテスーパーの前、「SSM進出ロッテスーパー糾弾集会」のようす 女性連盟のイ・チャンベ委員長は『最低賃金現実化決意大会』で、「貧富の差 と二極化を解消する最低賃金は、昨年、大企業の勤労者賃金が8〜9%上がった 時にも2.75%しか引き上げられなかった」とし「最低賃金闘争を世論化し、クロー ズアップさせなければならない」と主張した。 彼らは都市勤労者平均賃金(261万ウォン)の半分にあたる1か月賃金108万ウォン、 時給5180ウォンを最低賃金として要求し、その場で直接参加者が家計簿を作り、 生活賃金を計算する時間を持った。 ▲ハクドン駅最低賃金委員会の前で最低賃金現実化決意大会を進めた。 『最低賃金現実化決意大会』を最後に差別撤廃デモ行進団は約一時間のデモ行 進の最後に、江南駅で最後の南東地域文化祭を開いた。 この場ではサムスンで7年間エンジニアとして勤務し、白血病になって2005年に 亡くなった故ファン・ミヌン氏の妻、チョン・ヘチョン氏がサムスンとの闘争 の過程を説明した。チョン・ヘチョン氏は「労働部、勤労北支公団、産業安全 公団など、労働者の立場に立つべき政府の部処がサムスン庇護だけに汲々とし てきた」と批判し「KBS、SBSなどの報道機関は取材しても放送しない。サムス ンは政府だけでなく言論まですべて掌握している」と主張した。 また「サムスンと戦うのは大変だ」「しかしサムスンだから戦う価値はあると 考える」と話し、参加者の大きな激励の拍手を受けた。 ▲南東地域巡礼最後の江南駅での「南東地域文化祭」のようす 文化祭では毎日江南駅でキャンドル集会をしている『江南キャンドル』の公演 が行われ、午後8時頃にイベントは終わった。「利益より人間を」のハン・デシ ク活動家は「私たちの一歩が金持ちだけのためのソウルでなく、労働者、庶民 のためのソウルにする」と参加の所感を述べ、アリラン国際放送のイ・ジョン ウォン支部長は「民主主義の根幹になる真実がよく伝わるよう、ここで最後ま で闘争する」と話した。 差別撤廃大行進は一週間続く。10日の南東地域巡礼を始め、11日には西部地域、 12日には中部地域、13日には東部地域、14日には南部地域、15日には北部地域 巡礼を計画している。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-05-12 17:41:45 / Last modified on 2010-05-12 17:41:48 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |