KT、株主総会への職員の出席を妨害

夜に高速道路で車両を塞がれ、「株主総会に行くため3回も警察に保護要請」

▲KT幹部など職員10人が高速道路で株主総会を参加しようとしていた職員の車を妨害し、1時間半抑留した。写真は車両に抑留されたウォン氏一行が車両の中で携帯電話で撮影した。

KT管理者が株主総会に参加しようとする職員を妨害するために高速道路で車両 を止めさせるなどの出席を妨害する事態が起きた。

KTは今日(1月14日)に臨時株主総会を開き、わいろ授受の疑いで拘束されたKT のナム・ジュンス前社長の後任にイ・ソクチェ前情報通信部長官を公式に選任 した。

イ・ソクチェ社長の選任に対して『定款をイ・ソクチェ社長に合わせて修正す るなどの手続き上問題』と、MB系統の落下傘社長だという点を指摘するために 株主総会に参加しようとしていたKT全州支社職員、ウォン某氏をKT職員が妨害 した。

ウォン氏によれば、総会が開かれる数日前から会社は携帯メールで「株主総会 に参加すれば欠勤処理」すると警告してきた。彼はこのメールにもかかわらず、 株主総会に出席する意思を曲げなかった。すると株主総会一日前の夕方、ウォ ン氏の家の前に7-8人の職員が無断で押し掛けてきた。玄関のチャイムを押し続 け、退去を要請しても職員たちは離れなかったため警察を呼び、警察がきた後 に彼らは退いた。

ところが株主総会に出席するために1月14日午前4時半頃に家を出ると、家の前 で待ちかまえていたKT職員に囲まれ、数十分小競合になった。また警察を呼び、 警察に身辺保護要請をした。警察の保護を受けて一行と合流し、高速道路で ソウルに上京しようとしたが、料金所進入の時に警察の保護がおろそかになっ たすきを利用して、車両3台と10数人の職員がウォン氏の車を止めさせ、運行 を妨害して、車両を動けないようにして抑留した。

▲車両が止められ人が車両について動けなくした。写真は抑留されたウォン氏一行が車両の中で携帯電話で撮影した写真だ。

ウォン氏の一行は1時間半以上、車両に抑留されていた。ウォン氏によれば車両 を妨害した人々は、KT北全州支社長、北全州支社経営革新チーム長、パルボク 支店長とチーム長をはじめとする職員を含む10数人の職員だった。ここにはKT 労組パルボク分会長もいた。

ウォン氏によれば、「身辺保護をした警察と高速道路巡察隊がさらに2人きて、 警察が4人がいたが、彼らの抑留を制止できなかった」と述べた。ウォン氏は 「1時間半以上たって現行犯で彼らを逮捕しろと警察に抗議し、使用者側の管理 者がこそこそと逃げたので、やっと車を出発させられた」と当時の状況を伝えた。

ウォン氏は「KT職員が株主が株主総会に参加すること自体を防ぐというとんで もないことが行われた」と指摘した。ウォン氏は株主総会に参加するために3回 も警察に申告し、身辺保護を要請して株主総会に参加することができた。

ウォン氏は「株主総会に参加して、社長選任に問題意識を持つ人が全国あちこ ちでこうした妨害を受けたことを確認できた」とし「KTが臨時株主総会に社長 選任に反対するKT職員の出席を防ぐために組織的に妨害した」と主張した。

ウォン氏は「KT側の不法不当な妨害行為に法的責任を問う」と述べた。彼は 「特に、家にまできて移動を妨害し、車両を阻止し、抑留するなど直接妨害し た者には、黙っていない」と述べた。(パク・ジェスン記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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