韓国:民労党、『従北主義』清算に失敗 | |
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民労党、『従北主義』清算に失敗『一心会』関連者除名案件を否決..党破局の危機
イ・ユノン記者
sisyphus@jinbo.net / 2008年02月03日23時42分
民主労働党は2月3日に臨時党大会を開き、『一心会』事件関連者除名措置を議 案にしたが、結局通過に失敗した。これに伴い、改革案が否決されれば離党す ると示唆していたノ・フェチャン議員をはじめ、平等派の大規模な離党事態が 予想される。党内の『従北主義』問題を提起して独自の創党を宣言した新党派 には分党の名分が与えられたことになる。「改革案の拒否は、非常対策委への 不信任だと思う」と背水の陣を敷いたシム・サンジョン非常対策委代表は、 一両日中に辞任の意思を明らかにするものと見られる。 ▲非常対策委改革案が失敗し、退場するシム・サンジョン代表. [出処:進歩政治(チョン・テゴン記者)] 平等派の大規模な離党事態を予想..分党現実に この日の午後2時からソウル市のセントラルシティ・ミレニアムホールで開かれ た党大会では、『一心会』事件関連者のチェ・ギヨン前事務副総長とイ・ジョ ンフン前中央委員の除名が最大の争点になった。非常対策委は「チェ・ギヨン、 イ・ジョンフンの二人の党員は、害党行為の責任を問い除名すべきだ」とした。 『偏向的親北朝鮮行為』の規定を案件から削除した理由については、「国家保 安法と同じような基準を適用しているという誤解を生じかねないので、除名の 根拠を明確にした」と伝えた。 これに対して自主派は「シム・サンジョン代表がマスコミで『偏向的親北朝鮮 行為』根絶を語ってきたが、今になって国家保安法と無関係の問題だと言って 国民の認識が変わるのか」とし「党員を除名すれば、進歩政党が国家保安法に 屈服したと評価される」と反発した。党内の新党派は、「従北主義への問題意 識そのものを完全に失踪させた暴挙で、民主労働党の根本的革新を望む進歩陣 営への愚弄」だと批判した。新党派は非常対策委改革案を批判し臨時党大会に 参加しなかった。 「改革案を出した最大の目標は、民主労働党を守ることだ。意見が違っても、 大規模な離党と分党を防ぐ政治的判断をしてほしい」というシム・サンジョン 代表の呼び掛けにもかかわらず、5つの修正動議が現場で発議された。このうち 4つの動議は『一心会』事件関連者除名に反対する内容で、自主派の代議員によ り発議された。あと1つは平等派の『前進』が提出した動議で、『偏向的親北朝 鮮行為』の規定を明示した。 賛否討論のときにパク・ヨンジン前スポークスマンは、「私もシム・サンジョ ン非常対策委には不満があるが、今日、非常対策委案が否決されると党は分裂 することは、私が言うまでもなくみんな知っている。国家保安法などに誰が賛 成するか。しかし政治的決定をしなければならない」と涙声で改革案の支持を 訴えた。 しかし午後11時頃、『一心会』関連者除名の案件そのものを削除するという修 正動議が在席議員862人中553人の賛成で過半を越えて通過した。シム・サンジョ ン代表は、非常対策委が提示した改革案が自動的に廃棄された直後、固い表情 で会議場から出た。 一方、改革案のうち、大統領選挙敗北の原因として「党がいくつかの偏向的な 親北朝鮮行為に対して積極的措置を取らず、否定的な意味の『親北朝鮮政党』 というイメージが形成される口実を提供した」という文言も、自主派の反対で 削除された。午後11時30分現在、『北核自衛論』発言への評価など、改革案関 連の議決事項が残っているが、『一心会』関連者の除名が失敗したことで、 ひきつづき否決される可能性が高い。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-02-04 03:36:19 / Last modified on 2008-02-04 03:36:20 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |