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韓国:「労働弾圧企業」GSカルテックス、不良軽油を大量に流通
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「労働弾圧企業」GSカルテックス、不良軽油を大量に流通

GSカルテックス解復闘、消費者補償対策用意要求

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年05月17日13時57分

2004年の労働組合のストライキで約650人の組合員全員に重懲戒をし、 約30人を勧告辞職および解雇、8人を拘束させるなどの労働弾圧で社会的物議を かもしたGSカルテックスが、今回は不良軽油を大量に流通させていた事実が 明らかになった。

GSカルテックス側は5月初めに主要マスコミ各社が「GSカルテックスが4月28日 から二日間に出庫した4800万リットルの超硫黄軽油を緊急回収している」と 報道し、出庫した軽油に問題があることを暗示したことについて「バルブの破 損で灯油識別剤が軽油に入った」として「灯油ではなく灯油識別剤なので 品質に問題がないと判断し、消費者に公開しなかった」と釈明した。

GSカルテックス解復闘などは16日GSカルテックス麗水工場前で記者会見を行い、会社側の不良軽油流通に対する対策用意を要求した。GSカルテックス解雇者復職闘争委員会

解雇者、「GSカルテックスは不良軽油の補償対策を立てろ」

これと関連してGSカルテックス解復闘と化学繊維連盟光州全南本部、民主労総 麗水市支部などは16日、GSカルテックス麗水工場の前で記者会見を行い、これ を糾弾した。

彼らは「今回のGSカルテックスの不良軽油流通過程を単純なミスとして片付け るには、あまりにも大きな事件」とし「4800万リットルの軽油車両100万台の 分量が市中に全量流通したとすれば、その被害は想像を超える大混乱を引き起 こす」と憂慮した。合わせて「検査した後に出荷の有無を決めず出荷した後に 検査の過程で確認後回収したのは、生産工程過程の誤りを自ら認める格好」と 指摘した。

GSカルテックス側の「石油製品には問題がないが、ガソリンスタンド業者がこ れを悪用して経由と灯油を混ぜて売り、今後発生する被害をGSカルテックスの 責任で処理することを憂慮して流通した製品を秘密裏に緊急回収した」という 釈明に対しても「責任をガソリンスタンド業者にまわす非常識な行為」と主張 した。

GSカルテックス解復闘は「会社側が言う通り、灯油識別剤が添加された『ささ いな』ミスだとすれば肉眼でも識別が可能だが、これを発見できずに出荷した ということは、出荷以前にサンプル検査をしなかったのではないか」という疑 惑を提起している。また、秘密裏に製品を回収した過程でも添加剤がエンジン にどんな影響を及ぼすのかに対する調査が必要だと指摘した。

記者会見の参加者は、「掌で雨を避けようとするGSカルテックスはこれ以上消 費者を愚弄せず、公開謝罪とともに消費者の被害補償対策を用意しろ」と要求 し、「解雇者がいた会社が顧客からばかにされ、非難されることは望まない」 と明らかにした。

合わせて記者会見文で△全国の消費者に公開で謝り、被害者への明確な補償対 策を用意すること、△公益財団を取り消して地域市民のための地域社会発展基 金を麗水市に出資すること、△解雇者問題解決のために当事者と積極的に対話 することをGSカルテックス側に要求した。

GSカルテックスは2005年にも土壌汚染事故を起こした後に各種の環境数値を隠 そうとしたが発覚し、不道徳な企業として非難されたことがあり、「2012年の 麗水海洋博覧会誘致のために前向きな姿勢で解雇者復職問題を解決せよ」とい う地域社会の世論にもしらんふりをし続けている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 06:01:31 / Last modified on 2007-05-29 06:01:32 Copyright: Default

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