韓国:「戦争と女性人権博物館」着工式 | |
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「戦争と女性人権博物館」着工式慰安婦のおばあさんたちは感激...建設反対デモも
チェ・ウンジョン記者
tinooo@jinbo.net / 2009年03月08日22時33分
日本軍慰安婦おばあさんたちは、博物館の着工式を見て、誰よりも感激した。 慰安婦おばあさんを代表して舞台に上がったイ・ヨンスおばあさんは「今日は うれしくてたまらない」と笑いを隠せなかったし、博物館が完全に建つまで頑 張ると意志を明らかにした。 キル・ウォンオクおばあさんは「博物館は私たちではなく子孫のためのもの」 と話し始めた。キル・ウォンオクおばあさんは「13歳の時にずたずたになった 私のからだは直せなくても、痛恨の歴史が繰り返されれないようにした人たち にも知らせたくてあちこち出かける」とし、博物館を通じて自分の意が子孫に も伝えられることを望んだ。
舞台では博物館建設のための政府支援を要求する発言が続いた。 チョン・セギュン民主党代表は「民間が17億ウォンを集めたのだから政府も恥 ずかしく思うべき」と話した後、17代国会に続いて18代国会も自分が責任を持っ て賛同させると約束した。 権永吉民主労働党議員は17代国会で政府支援を要求する決議案を全員一致で通 過させたが履行していないと批判した。権議員は博物館が記憶の場所ではなく、 平和と女性の人権をさらに高める所になるよう大きな連帯と行動が必要だとも 付け加えた。 最近の光復会と殉国烈士遺族会などの独立運動関連団体の反対で博物館建設が 難航している現実への批判も続いた。 日本からきたタカハシ・キクエ戦時暴力問題連絡協議会代表は「女性の性被害 を人権問題と受け止めない古い考え」に残念さを表わした。 ユン・ジョンベ全国歴史教科書の会会長は「平和は民主主義と人権を伸ばさな ればならず、女性の人権はその尺度の一つ」と慰安婦問題を女性だけの問題と しか考えない限界を指摘した。
続いて博物館建設祝賀挨拶とともに国内外の募金の知らせが伝えられた。 93年、ホロコースト記念館を見た後に博物館を作ろうと努力してきたというキ ム・ヘウォン初代資料館建設委員長は「今日、ポケットをはたいて、100万ウォ ンを持ってきた」とし、この博物館は世界の人々の胸に平和と女性人権の価値 に燃料を入れ火をつけるという祝辞を残した。 ヤン・ジンジャ日本建設委員長は「今日この席に参加した11の日本の団体から 130万円(約1千800万ウォン)を持ってきた」と募金額を伝えた後、今後5千万円 (約7億ウォン)を目標として募金を続ける決心を述べた。 俳優のクォン・ヘヒョ、リュ・シヒョン氏の司会で進められた着工式は、さま ざまな文化イベントがあった。劇団(パフォーマンス・グループ)コルパニ、風 物グループ ドンドンの公演に続き、歌手マヤ、ホン・スングァン氏そして在日 韓国人の歌手イ・ジョンミ氏が歌で祝賀の意を伝えた。着工式記念展示会は、 3月11-15日まで地下鉄3号線景福宮駅の中のメトロ美術館で開かれる。
一方この日の午前、殉国烈士遺族会と月刊殉国所属20余人は地下鉄3号線独立門 駅入口に「殉国烈士が慟哭する博物館とは何ごとか」という横断幕をかけた。 着工式の途中、10数人が舞台に上がろうとして阻止された。彼らは「私たちも 博物館には賛成する。だがなぜわざわざ殉国烈士の位牌がある神聖な独立公園 に作るのか」と憤激をさく烈させた。 現在、戦争と女性人権博物館は独立運動関連団体の反対で政府支援の問題が解 決していない。ソウル市は苦しい立場に置かれ、建設敷地内の売店建物撤去を 認めていない。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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