「不良子会社KTX観光レジャー、乗務員セクハラも」

金ウン代表理事の女性乗務員セクハラ疑惑、 KTX観光レジャーは「事実無根」と主張

チェイニ記者 flyhigh＠jinbo.net / 2006年09月27日15時04分

鉄道公社からKTX列車乗務事業を委託されて施行しているKTX観光レジャー(株) の金ウン代表理事が、KTX観光レジャーに所属する女性乗務員にセクハラをし ているという疑惑が提起された。

KTX観光レジャーに復帰した乗務員からこうした事実に接したKTX列車乗務支部 は、「これまで聞こえてきたうわさが事実であることがわかった」とし、「不 法派遣再調査に関する労働部と鉄道公社、KTX女性乗務員間の主張と対立が最 も尖鋭化した今、思いがけない証言に接し、マスコミに公開することに決めた」 と述べた。

会食を口実に身体接触、セクハラ被害証言提出

金ウンKTX観光レジャー代表理事/チャムセサン資料写真

KTX支部が確保したKTX観光レジャー被害乗務員証言によれば、金ウンKTX観光 レジャー社長が乗務員との会食の席で、時と場所を問わず女性乗務員の腰をさ わりボールに口をつけるなどのセクハラを行っているという。女性乗務員の尻 を触ったり「君たちを見るとXXが立つ」と言ったという証言も提出された。

KTX支部を通して被害を証言した乗務員は「公式的な会食でもないのに、ただ 自分が気に入った乗務員たちを連れて会食をし、釜山で宿泊する列車乗務員が 到着すると電話で『一杯飲もう』と呼び出したこともある」と主張した。彼女 たちは「ちゃんと会食に応じれば昇進させるので、社長のセクハラを知らない 人はいないが『私さえ気を付ければ良い』と見過ごしている」ということだ。

KTX列車乗務支部は27日午前11時に記者会見を行い、これらの事実を発表して、 「なぜ鉄道公社はこうしたKTX観光レジャーと金ウン社長をかばうのか」と糾 弾した。KTX支部はこれまでの闘争の過程でKTX観光レジャー請負委託の不法・ 不当性、監査院から売却清算を勧告された不良会社だという点、鉄道公社の特 典委託などを数回指摘し、KTX観光レジャーの問題を知らせて、外注委託を拒 否して全員解雇された後、現在も闘争を続けている。

「事態の核心はKTX観光レジャー外注委託にある」

KTX支部によれば、内部事情などの避けられない状況で復帰して、KTX観光レ ジャーで働いている乗務員としばしば連絡する過程で、金ウン社長のセクハラ 事実を知ったという。

KTX支部は、こうした事実を公開した背景について「KTX観光レジャー乗務員は、 外注委託された非正規職の立場で主体になり、事実を暴露するのは難しい。鉄 道公社の安定した正規職だったら社長によるセクハラが発生しただろうか」と し、「われわれが戦う理由として、初めから外注委託の問題点を指摘ていた。 委託契約職だからこんなとんでもないことが起きるということ、KTX乗務員は こんな会社に委託されて働けないという事実を知らせようとした」と述べた。

KTX支部は「われわれKTX女性乗務員は、こうしたKTX観光レジャーの金ウン社 長のセクハラとセクハラ事態に接して怒りと驚きを禁じえない」とし、「直接 雇用のために最後まで闘争する」と宣言した。また午後2時45分頃、女性家族部 の関係者と面談した後、セクハラ事件関連の陳情書を提出した。

KTX観光レジャー、「虚偽事実の流布に法的対応する」

一方、こうしたKTX乗務員の主張に対してKTX観光レジャーは「彼らの主張内容 は全く事実ではなく、当社のKTX乗務事業を妨害し、正常な事業遂行を不可能 にする不純な意図と判断する」と反論している。

事実確認のために記者が金ウン代表理事と直接通話を試みたが失敗に終わった。 その代わりにKTX観光レジャー人事革新室が送ってきた報道資料によれば、 「KTX乗務事業を始めた後、元KTX労組員から正常な乗務事業を妨害する目的の 流言飛語、ねつ造、各種の陰湿な攻撃性発言に苦しめられてきた」という。

KTX観光レジャーは「KTX観光レジャー(株)の公式立場」という報道資料で「最 近完全に正常な運営軌道に乗り、流れに乗っている当社のKTX乗務事業を絶え ずねたましく思ってきた前KTX乗務員が、ついに常識的に理解し難い、ありも しない事実をマスコミに知らせ、再び乗務事業を妨害する意図に対してまた怒 りを感じ、虚偽事実の流布による名誉毀損で告発するなど強い法的措置を取る」 と明言した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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