韓国:全教組「性暴力再審委」構成シナリオあった | |
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全教組「性暴力再審委」構成シナリオあった被害者支持する会が公開・・・「再審委の決定は無効」
キム・ヨンウク記者
batblue@jinbo.net / 2009年07月27日16時54分
民主労総前幹部のキム・サンワン性暴力事件の隠蔽助長で、2次加害者と指定さ れた全教組所属の3人に対する懲戒再審委員会構成シナリオと見られる文書が公 開され、議論が予想される。今回の性暴力事件の被害者を支持する会のイ・ヒャ ンウォン代表は、この文書を全教組組合員掲示板などに公開した。 『全教組47次中央委員会進行方針』という題名のこの文書は、全教組内の政派 である『正しい教育実践連帯』(チャム実連)執行委員会名で作成された。チョ ン・ジナ前全教組委員長やチョン・ジヌ現全教組委員長は、チャム実連所属だ。 現全教組本部も事実上チャム実連所属または指向の活動家が主導している。全 教組47次中央委員会は4月24日に開かれた。 この文書には、各種の委員会選出に関する方針が含まれている。この文書に書 かれた通り、チャム実連執行委員会で議論した資料なら、再審委員会決定は公 正性の是非にまきこまれるほかはない。 全教組性暴力懲戒委員会は4月22日6時30分に4次会議を開き、性暴力事件隠蔽助 長の疑いでチョン・ジナ前委員長とソン某氏、パク某氏を除名した。しかし1か 月と10日の後の6月30日、性暴力懲戒再審委員会は三人に警告措置だけをした。 3年間組合員資格を剥奪する除名懲戒は、事実上注意を喚起する警告措置に変わ り、全教組内外で再審委に対する問題提起が起こった。特に再審委は外部の人 も参加して作った民主労総性暴力真相究明特別委報告書の組織的隠蔽助長行為 がなかったと決定した。 支持する会が公開した文書には、当時新しく構成される予定の再審委員会をチャ ム実連執行委員会が掌握しようとした具体的過程がある。 文書は委員会委員推薦方案として『1審委員会に入っていない支部:全南、慶南、 済州、忠南、大田、蔚山、光州、釜山、大邱』に案を提示した。文書は「ソウ ルは組合員が多いという論理を展開すれば、京畿も各委員会に入るという立場 を固守すること。また支部別組合員数に比例して配分しなければならないとい う論理が成立するのでこれを防ぐこと」と議論の過程もあらかじめ決めた。 また中央委案件のうち『民主労総性暴力事件に対する報告および処理』案件に は「性暴力事件に対して落ち着いて報告と質疑応答が一塊になるよう雰囲気を 造成して、報告内容にかかわらず、本部と委員長の人身攻撃性発言が提起され れば強い制裁と批判を受け入れる」と方針を提示した。 全教組性暴力懲戒委員会および懲戒再審委員会は常設機構だ。懲戒委員会は2年、 再審委員会は1年任期で、再審委員は通常毎年4月中央委員会で選出される。今 年は4月24日の中央委で再審委員7人を選出した。 問題は47次中央委員会再審委員会決定過程がシナリオと同じように進められた ところにある。ある全教組中央委員は「その時、中央委で委員を選ぶべきなの に、支部長たちを別の部屋に集まらせ、中央委が開かれている間に決めた」と 伝えた。文書は「必ず中央委員から選出しなければならないが慣例のとおり会 議の中断中に支部長らが協議して委員を推薦して決める方式にする」と選出方 針を定めた。 この中央委員によれば、当時、中央委員会の途中に支部長たちを別に呼び、委 員を選ぼうとすると何人かの中央委員に問題があると話したという。 この中央委員は「当時、『1次懲戒委や性暴力懲戒委にはソウル支部がいたが、 ソウルは2審のすべての再審委から排除された』という話を聞いた」とし「変だ と思った」と述べた。彼はまた「普通、ソウルや首都圏は会議への参加が楽で、 前は懲戒委員会と再審委員会のどちらもソウルが参加したと理解する」と話し た。全教組ソウル支部はチャム実連と立場が異なる全教組内の他の政派である 『キョチャッサ』指向の活動家が多い。文書によれば、チャム実連執行委員会 がチャム実連所属のチョン・ジナ前委員長の懲戒を軽減するために他の政派が 多いソウル支部を排除する再審委を構成しようとしたという解釈も可能だ。 今回公開された文書についてオム・ミニョン全教組報道担当者は「文書や47次 中央委員会の決定過程には何も言えない」とだけ述べた。 支持する会、「再審委決定源泉無効」主張 性暴力被害者を支持する会は、この文書をめぐって「性暴力懲戒再審委員会の 決定は源泉無効」と主張した。支持する会は「再審委員会は被害者とその被害 者代理人が、しっかりとした判決をしてほしいという切実な要求を完全に握り つぶした『加害者の立場に偏った判決』だった」と規定した。 支持する会は、「チャム実連執行委員会名のこの文書には、民主労総性暴力事 件の報告と議論で被害者の傷に共感し、これを支援する方案を議論することで はなく『委員長弾劾案否決時対応方案』と『再審委および各種委員会構成のさ まざまな案』に関する細かいシナリオが含まれていた」と嘆いた。 支持する会はまた「この文書はすでに被害者代理人と支持する会の提案者イ・ ヒャンウォン代表がチョン・ジヌ委員長に単独面談して見せ、『再審委員会に は問題があるのできちんとした手続きを取ってほしい』と訴えた」と述べた。 支持する会は続いて「この文書の入手時点から文書を公開することがなければ と思っていた」とし「各種の陰湿な攻撃にも耐え、毅然としていようとしたが、 もう私たちの忍耐も限界だと感じる。支持する会の運営スタッフはこの文書を 公開するかどうか長時間の会議をして、最終的に公開することを決めた」と、 公開の理由を述べた。 支持する会が今回の文書を公開した背景には、全教組本部の無応答にあった。 支持する会は「1審の除名と再審の警告の間には天と地ほどの差がある決定だが、 一般の組合員には理解できない」とし「支持する会の活動家が、なぜ組織の権 威がある決定単位がこれほど相反した決定ができるかのかの釈明を要求しても 本部は全く無返答だった」と明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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