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韓国:主婦は非正規職として就職?
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主婦は非正規職として就職?

労働部・韓国雇用情報院、『主婦再就職挑戦職業55』...ほとんどが非正規職

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年03月07日18時15分

労働部と韓国雇用情報院が「出産および育児により経歴が断絶した女性の再就 職支援を強化するために、年齢、経歴、学歴にあまりこだわらず、職業訓練に より再進入が可能な」55の職業を選び、『主婦再就職挑戦職業55』という題名 で本を出した。

しかし提案された55の職業のほとんどが現在非正規職労働者で満たされている 部門であり、議論が予告される。提案された55の職業のうち、最も多い分野は 17を占有する学習誌教師、放課後教師など教育の部分だった。

労働部は報道資料で『主婦再就職成功事例』として非正規職女性労働者がまた 非正規職で就職した事例を選んだ。

「漢文学を専攻して中、高等学校で期間制教師として働いた崔某氏は、結婚後 に子女養育で5年間経歴が断絶した。その後、国家公認漢字級数資格証明を獲得 し、小学生を対象とする塾で漢字を教え、現在は小学校の放課後特技適正教室で 漢字を教えている」

また『主婦再就職が容易な職業事例』に選ばれた科学コミュニケーター、ポップ デザイナー、体験学習講師、リフォームデザイナーなどの勤務形態はほとんど がパートタイムかフリーランサーであった。名前はすばらしいが、すべて 非正規職の形態だ。

これに対して社会サービス阻止共同対策委のムン・ソルィ教育宣伝チーム員は、 「主婦なら夫を補助する程度だと思われているが、主婦も家庭の責任を負って 働いている」とし「労働部をはじめとする政府機関が非正規職にならざるをえ ない雇用を女性親和的だと宣伝するのは正しくない」と指摘した。続いてムン・ ソルィ教育宣伝チーム員は「主婦に出産休暇と育児休職を保障し、仕事を続け られるようにすることが先だ」とし「労働部は、主婦が非正規職で低賃金に苦 しむことを当然と思わせる一助となっている」と批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-03-08 03:50:57 / Last modified on 2008-03-08 03:50:58 Copyright: Default

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