韓国:警察がキャンドル女子大生の人権侵害に加え2次加害 | |||||||
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「警察、キャンドル女子大生の人権侵害でも足りず、2次加害」大学生・人権団体、再発防止対策用意要求
キム・ドヨン記者 2011.06.16 15:32
警察がキャンドル集会に参加して連行された女子学生にブラジャーを取るよう 言った後、調査を受けさせ、これが「該当学生の突出行動のため」と釈明した ことに対し、大学生と人権団体が「2次暴行」と反発している。 21世紀韓国大学生連合(韓大連)は6月14日、ウェブサイトに警察の高圧的な捜査 を告発する文を載せたのに続き、15日にはソウルの清渓広場で記者会見を行い 「10日に警察に連行された72人の学生への強圧的で反人権的な調査があった」 とし「特に広津警察署に収監されたある女子学生にはブラジャーを取るように 言い、またつけていない状態で男子警察官が調査するなど性的羞恥心を感じさ せた」と主張した。 こうした反人権的調査が問題になり、ホン・ヨンファ広津警察署長は14日午後 3時、ソウル地方警察庁で記者会見を行い「該当の学生が突出行動を見せた」と 釈明した。ホン・ヨンファ署長は「該当女子学生がトイレでストッキングを脱 ぎ、留置場の床に座り込んで泣くなどの突出行動を示したので、安全のために 婦人警官がブラジャーを取らせた」とし「これは合法的な手続きに従ったもの」 と話した。 だが韓大連はこのホン・ヨンファ署長の発言は「偽りと歪曲で学生への2次人権 侵害と暴力になった」とし「即刻辞任しろ」と要求した。韓大連は16日に立場 文を出し「経歴30年の有能な女性警察官が、メガネとブラジャー着用は収監時 に事実上許されていることを知らなかったはずがない」とし「どんな偽りと歪 曲でも警察の強制下着脱衣と性的羞恥心誘発の責任は避けられない」と主張した。 彼らはまた、「警察は、暴言と暴行は基本、黙秘権の蹂躙、ウソの令状発布、 ミランダ原則不告知、人権委陳情の妨害、理由のない携帯電話押収捜索強制執行、 女子大生ブラジャー脱衣強要などに続き、2次暴行になる偽り内容記者会見まで した」とし、ソウル広津警察のホン・ヨンファ署長の即刻辞任とチョ・ヒョノ 警察庁長官の謝罪を強く要求した。 人権団体も16日午前10時、西大門警察庁の前で記者会見を行って「捜査過程で 発生した人権侵害に謝罪し、再発防止対策を出せ」と要求した。 韓国女性の電話のソン・ラニ政策局長は「ブラジャーをしなければ非難される 韓国社会で下着を脱がせるのは女性の羞恥心を呼ぶ」とし「連行過程で女性が 安定して堂々と調査を受ける権利を侵害する下着脱衣はやめろ」と主張した。 民主社会のための弁護士の会のパク・チュミン弁護士は、「麻浦警察署に連行 された学生に身元を黙秘しているという理由で連行者の顔を採証したのは令状 主義の違反で、松坡警察署で令状を執行する時に提示しなかったり竜山警察署 で令状の内容を見せずに読むだけなのは、刑事訴訟法違反」とし、「警察は 留置人の処遇について少なくとも7〜8項目以上の法に違反した」と指摘した。 この日、人権団体は「集会の事実上許可制の慣行、集会参加者への報復的出席 要求書の発行は、集会の自由を萎縮させ、少数者の権利の要求と政治的自由を 抑圧し、民主主義を後退させる」とし、集会の自由を保証しろと要求した。 一方、警察は15日のキャンドル集会連行大学生の人権侵害議論について、国家 人権委員会に直接職権調査を要請した。 人権委には、警察の下着脱衣関連の事案だけでなく、暴言、暴行、令状不提示、 ミランダ原則不告示など韓大連側が主張するすべての人権侵害事例も調査する よう要請した。これに関して警察庁のチャン・シンジュン人権保護センター長 (総警)は16日、聯合ニュースとの通話で「人権委の調査の結果、私たちに直す ことがあれば直し、責任も取るが、警察に人権侵害がなかったという結果にな れば、虚偽の事実で世論を扇った側の責任を問う計画」と話した。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-06-18 06:20:24 / Last modified on 2011-06-18 06:20:29 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |