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群山性売買集結地での火災惨事から10年、追悼行事開催

「性産業の搾取構造解体は女性の人権保障の道」

ムン・ジュヒョン チャムソリ記者 2012.01.28 00:36

1月29日は、2002年に群山市ケボク洞の風俗店での火災惨事で14人の女性が無惨 に犠牲になってから10年目の日だ。この日、命を失った女性たちは、人身売買 され、性売買を強要された。彼女たちが暮らしていた宿舎はすべての扉が封鎖 され、窓はすべて壁で改造されていた。文字通り監禁されて性売買を強要され ていたのだ。この火災惨事は2000年9月、群山デミョン洞の性売買集結地で発生 した火災惨事と共に、性売買集結地などでの女性人権がいかに蹂躙されている かを示す代表的な事件で、2004年の性売買防止法制定の契機になった。

[出処:チャムソリ]

[出処:チャムソリ]

1月27日午後2時、群山のソンガン教会で群山市ケボク洞火災惨事10執念追慕祭 が開かれた。追慕祭を準備した『群山ケボク洞火災惨事10周年性産業搾取構造 解体のための女性人権行動』(以下女性人権行動)は、「群山市ケボク洞の火災 惨事から10年を迎え、われわれはテミョン洞/ケボク洞の火災惨事犠牲者をはじ め、浦項、昌原、釜山、大田などの性売買現場で殺害されたり自殺で命を落と した多くの女性を追慕し、性産業搾取構造を解体し、女性の人権を保障するた めに、全国的に実践を約束するためこの席を用意した」と趣旨を説明した。

この日のイベントは、1部の追悼行事と2部のケボク洞現場参拝と献花イベント に分けて進められた。1部のイベントは、ケボク洞火災惨事現場の近くにあるソ ンガン教会で行われ、追慕映像、追悼詩朗唱などが続いた。続いて、全北女性 人権支援センターのソン・ギョンスク所長、性売買問題解決のための全国連帯 のチョン・ミレ常任代表、全国進歩連帯のイ・ガンシル常任代表、全北女性団 体連合のイ・ウネ常任代表、群山女性の電話のミン・ウンギョン代表、大邱女性 人権支援センターのチョンバク・ウンジャ代表の話で飾られた。

[出処:チャムソリ]

チョン・ミレ代表は「追慕祭をしていると突然、涙が出てくる。ケボク洞火災 惨事は衝撃的な事件なのに、テミョン洞火災惨事よりあまり伝えられなかった。 だから罪悪感が心の片隅に残っている」が、「当時、平沢で火災の知らせを聞 き、現場に行ってみると、すでに警察と言論は酒に酔って火災にあい、死亡し た事件と整理していた。もし女性団体が夜中に事実確認等をして真実を明らか にしなかったら、真実は深く歪曲されただろう」と当時の状況を伝えた。

イ・ガンシル代表も「ケボク洞火災惨事を体験して女性問題の深刻性を感じた」 とし「24時間の監禁と性的奴隷の現場を見て、女性の人権問題はここから始ま めなければと考えた」とし「ケボク洞火災惨事は14人の集団虐殺」と規定した。

また「その後、性売買防止法を制定するにあたり、性を商品化しようとする勢 力から強い妨害を受けた」とし「女性団体の連帯と努力がなければ容易ではな い道だった」と所感を明らかにした。

イ・ウネ代表は「10年といえば、多くのことが変わるが、ケボク洞火災惨事は 昨日のように記憶が鮮明で、まだこの現場は変化が遅い」とし「この火災惨事 の後、多くの人々が毎年タンポポ巡礼団という名で熱心に記憶し、実践してき た。その日の痛みが記憶されている限り、性売買のない平等な世の中に進む」 と考えを明らかにした。

[出処:チャムソリ]

[出処:チャムソリ]

1部イベントの後、参加者はケボク洞の火災惨事現場を訪問し、犠牲者の霊を慰 労した。現在も、現場は火災当時のままだ。内部は封鎖されたが、隙間から当 時の惨めな現場を感じられる。

参加者は準備された菊の献花をして参拝し、献花の後、皆でケボク洞火災惨事 を追慕する歌『覚えているか』を歌い、声明書を発表した。

女性人権行動は声明書で犠牲者を慰労し、〈性売買防止法の執行力強化〉、 〈性産業搾取構造解体〉、〈女性への支援体系拡大および人権保障〉等を要求 した。(記事提携=チャムソリ)

[出処:チャムソリ]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-01-29 03:47:02 / Last modified on 2012-01-29 03:47:16 Copyright: Default

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