全障連、国会正論館を占拠...「セヌリ党は障害者の死に答えろ」

全障連活動家50人、午後3時30分頃に国会正論館を占拠

12月3日、世界障害者の日の一日前にあたる2日、全国障害者差別撤廃連帯(以下 全障連)の活動家50余人が午後3時30分頃から国会本庁正論館に入り、セヌリ党 に活動補助予算を増額を約束しろとし、占拠座り込みに突入した。

▲セヌリ党に活動支援予算増額保障を約束しろとし、2日に国会本庁正論館を占拠した全国障害者差別撤廃連帯の活動家

全障連は最近、連続して発生した障害者火災惨事について、活動補助支援制度 の予算を増額し、制度を補完しろと要求してきた。10月末、故キム・ジュヨン 活動家が活動補助人がいない夜明けに火炎から逃げられずに死亡し、何日か後、 坡州で父母が留守の間、家が火事になり、脳病変障害者の弟を救おうとした故 パク・ジウさんが有毒ガスを吸って亡くなった。現在、弟は脳死状態で病院に 入院中だ。

そのため11月20日の国会保健福祉委(下福祉委)予算小委では今年の障害者活動 支援予算3098億7千万ウォンから50%増額した4600億ウォンを2013年の予算に策 定する予算案を発議している。この予算増額案は故キム・ジュヨン活動家のよ うな最重症障害者に一日24時間の活動支援サービスを支援するためだ。しかし この予算案に現在、セヌリ党は何の応答もしていない。

全障連はそのため12月2日に国会正論館を占拠し、セヌリ党に活動補助24時間の 支援を保証するよう要求しており、セヌリ党が公式に約束するまで動かないと いう立場だ。

全障連のパク・キョンソク常任共同代表は「民主統合党の議員中心に既存予算 から50%増額した予算が福祉委常任委に上がった」とし「今はセヌリ党朴槿恵 (パク・クネ)候補と李漢久(イ・ハング)院内代表が直接この問題を約束しろ」 と要求した。

パク常任共同代表は「火の中で障害者が死に、扶養義務者基準にひっかかって 生活保護を受けられずにキャンドルをつけて眠り、人が死んだ。こうした状況 で、セヌリ党の朴槿恵候補は連携型福祉を話せるのか?」とし「セヌリ党が話す 連携型福祉は貧しい人の生活に合わされたのか、予算と権力の好みに合わされ たのかを答えろ」と批判した。

パク常任共同代表は「この前、セヌリ党が活動補助の24時間予算拡大に対して 障害者団体と協約したが、その協約が事実なら、李漢久院内代表はここにきて 印鑑を押せ」とし「李漢久院内代表がここにきて、予算50%増額を保障するまで 一歩も動かない」と明らかにした。

大邱障害者差別撤廃連帯のパク・ミョンエ代表は「重症障害者はトイレの回数 を減らすためにご飯と水を減らして暮らす」とし「こんなみじめな生活を障害 者はしているのに、これがOECDに加入した大韓民国なのか」と批判した。

京畿道障害者差別撤廃連帯のイ・ヒョンスク代表は「活動補助サービス24時間 保障ができなければ、障害者たちは死ぬと90年度から活動補助闘争をして要求 した」とし「だが2012年になると活動補助予算が足りず人が死んだ。活動補助 がなく、一生外に出られない障害者はまだいる。年を越さず、今年予算を確保 しよう」と声を高めた。

一方、全障連が国会正論館に奇襲進入する過程で、重症障害者の進入を阻止し ようとした国会側司法警察が、障害者の車椅子の取っ手をつかみ、車椅子が後 に傾いて非障害者活動家が胸ぐらをつかまれたまま倒れるなど、物理的な摩擦 があった。

▲国会正論館で障害者活動家が故キム・ジュヨン活動家の顔を印刷したプラカードを持って記者会見をしている。

一方、全障連は午後7時までにセヌリ党側で回答がないので、正論館でセヌリ党 糾弾記者会見をまた開いた。パク・キョンソク常任共同代表は「昨晩は50代の 重症障害者が人生を悲観してカヤン大橋から投身自殺して、故キム・ジュヨン 活動家は活動補助人がなくて死んだ」とし「この5年間の活動補助闘争は、むな しい苦労だった」と伝えた。

パク常任共同代表は「これほど苦労してここに入ってきたのに簡単に出られな い」とし「われわれ障害者の力で障害者が誰なのか定義する時、革命は始まる」 と決意を新たにした。

午後7時40分頃には民主統合党の張ハナ(チャン・ハナ)議員が支持訪問した。 全障連は世界障害者の日の3日午前9時にまた記者会見を開く予定だ。現在午後 8時の時点でセヌリ党の回答はなく、全障連の活動家は現在正論館で国会の請願 警察と対峙している。(記事提携=ビーマイナー)

▲対峙中の活動家たち

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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