イーマートのプルムウォン試食コーナーで非正規労働者が死亡
体調が悪く早退を申請したが拒否...「明白な労災」
チョン・ジェウン記者 2014.04.28 16:46
イーマート忠南天安店のプルムウォン試食コーナーで働いていた女性非正規労働者A(52)氏が勤務中に休息を取っているときに倒れ、病院に運ばれたが結局死亡した。
特にA氏が休息を取った日は体調が悪く、早退を申請したが会社がこれを拒否したと知らされているうえ、
事業主は今回の事件を労災と認める対策を出しておらず、責任の議論が増幅しそうだ。
体調が悪く早退申請したが拒否され、社内休憩室で
急性心筋梗塞症で死線をさ迷い3日後に死亡
遺族痛哭...「イーマート-プルムウォン-U&Iマーチャンダイジングは責任回避」
A氏は流通部門専門人材アウトソーシング業者の(株)U&Iマーチャンダイジング所属で、
イーマート天安支店でプルムウォン試食コーナーの業務を担当する非正規労働者だ。
遺族によれば、A氏は4月25日、勤務中に体調不良を訴えて午後2時頃に早退を申請したが、
会社がこれを拒否したため、イーマート天安店の社内休憩室に行った。
だが一時間も経たず、イーマート天安支店で一緒に働いている娘のキム某氏が休憩室で倒れているA氏を発見し、
500メートル離れた天安忠武病院に緊急移送した。
A氏は病院側から急性心筋梗塞症と診断され、生死の境をさまよっていたが
4月28日午前4時頃に死亡し、同じ病院の葬儀場に安置された。
キム・ミノ(労務法人チャムト)労務士は
「さまざまな証言から確認した結果、A氏の勤務期間が短い点と業務監視が強い勤労条件で、
会社が早退を拒否したためA氏が休憩室に行ったと見られる」と伝えた。
もうひとりの子供のキム氏は「20代の小さい妹が母と同じ所で働いている」とし
「妹が休憩室に行き、お母さんの体を揉んでいたが、お腹が痛いというので薬局で消化剤を買ってこようとしたが、少しの間出ている間にお母さんが倒れていた」と伝えた。
キム氏は涙声で話しながら
「家が苦しく、妹がお母さんと一緒に働き、借家に引っ越す計画をたてて新しい人生を始めた」とし
「若い妹と家族はお母さんにとても申し訳なく思っている」と話した。
その一方でキム氏はイーマートとプルムウォン、U&Iマーチャンダイジングの事業主らたちが母親の死に対して「責任回避している」と批判した。
キム氏は「死因を見れば、お母さんが体調が悪いといった時、すぐ病院に運んでいれば問題が深刻にならなかった」とし
「だが会社は早退申請を拒否したばかりか、お母さんが生死の境をさまよっている間、病院に来て責任回避発言をした」と話した。
キム氏は続いて「イーマートの関係者に『労働災害担当者は誰か』と聞くと、『今それが問題か』と言って、むしろ私をおかしな人のように言った」とし
「プルムウォンの関係者は病院にきて、お母さんの採用資格が充分ではなかったというように言い続け、とても腹が立った」と吐露した。
遺族によれば、3つの会社の責任者らは、故人の死亡の知らせが伝えられた後、むしろ電話連絡と往来を切った。
遺族が事件の真相調査と責任を問うために4月28日午後4時、会社の関係者を葬儀場に呼んでいる状況だ。
遺族は会社側の謝罪、労働災害認定、再発防止対策用意などを要求している。
キム・ミノ労務士は「事業主が早退を拒否し、結局労働者が死亡した」とし
「それぞれの会社で誰が早退拒否指示を与えたのかを明らかにせず、これという責任ある計画も出さない」と批判した。
キム・ミノ労務士は続いて
「今回の事件は明白な労働災害死亡事故で、
事業主は責任を取らなければならない」と強調した。
一方、イーマートの関係者は記者との電話通話で
「残念な事件が発生して遺憾だ。故人の冥福を祈る」とし
「今後、遺族とそれぞれの会社の関係者が集まって、対策を議論する予定」と話した。
それと共に「A氏はプルムウォンのアウトソーシング業者を通じて入ってきた勤務者で、
イーマートは勤務に関与していない」とし
「だから労災についても現在は答えられない」と明らかにした。
プルムウォン側は担当者との電話ができず、
U&Iマーチャンダイジング側は担当者を通じて電話で連絡すると答えたが、連絡がなかった。
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created on 2014-04-29 01:41:16 / Last modified on 2014-04-29 01:41:17 Copyright:
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