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韓国:亀尾送電塔建設現場で作業者が墜落死
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亀尾送電塔建設現場で作業者が墜落死

主ロープの問題で墜落

ヨン・ソンノク記者 2014.04.18 11:24

韓国電力公社が(株)斗山建設に発注した慶尚北道亀尾市 「345kV先山〜新浦項送電線路第2工区」の建設現場で塗装作業をしていた チョ某(50、蔚山)氏が4月16日に墜落して死亡した。

▲死亡したチョ氏が働いていた送電塔建設現場[出処:蔚山ジャーナル]

死亡したチョ氏は78mの鉄塔で塗装作業をしている時に15mの高さから墜落して死亡した。 チョ氏は主ロープが解け、墜落したと見られる。

現場で一緒に働いていた目撃者によれば、現場には鉄塔の内側にしか安全網が設置されておらず、チョ氏は鉄塔の外側に落ちて死亡した。 現場にいた作業者は「現場には安全管理者がいなかったのに、いたように業者が話している」と語った。

亀尾雇用労働支庁の関係者によれば、作業者が働く時に使う主ロープに問題があり、 補助ロープを設置しなかったのも事故の原因と見られる。 網をきちんと設置しなかったのも死亡原因の一つだ。

労働支庁関係者は「鉄塔4面塗装作業に4人が投入されるが、4本のロープのうち2本はつないで使うロープとして発見され、死亡したチョ氏は結んでつないだロープで働いていて、結び目が解けて墜落したと見られる」と話した。 また「現場には安全設備の補助ロープが設置されていなかった」と話した。

主ロープは、産業安全保健法でつないで使ってはならないとされている。 補助ロープは主ロープの異常を補助する役割を果たす。

警察と亀尾雇用労働支庁は事故原因を調査しており、 捜査の結果により責任者を処罰する予定だ。

韓国電力送電塔建設現場死亡事故は2月16日に密陽市丹場面古礼里の 「新古里-北慶南765kV送電線路」83番鉄塔工事現場でも発生した。

一方、死亡したチョ氏には夫人と娘がいて居住地は蔚山だ。

韓電で建設中の「345kV先山〜新浦項送電線路第2工区」は亀尾一帯の19kmにわたり、 鉄塔43本を設置する工事だ。 工事業者は(株)斗山建設だ。

付記
ヨン・ソンノク記者は蔚山ジャーナルの記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-04-19 06:32:10 / Last modified on 2014-04-19 06:32:10 Copyright: Default

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