韓国:現場実習は高校生の労働搾取や事故の危険を高める | |
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現場実習は高校生の労働搾取や事故の危険を高める全教組、毎年繰り返される現場実習事故再発防止対策を要求
ペク・イルジャ記者 2014.02.14 10:51
現場実習に行った高校生が、工場の屋根の下敷きになって死亡する事故が発生し、毎年繰り返される現場実習事故に全教組が再発防止対策を強く要求している。 2月10日夜10時19分頃、蔚山の3年生が現場実習期間に夜間勤務をして工場屋根に敷かれて、命を失った。 蔚山地域では9日から11日まで3日の間で16cmの雪が降り、蔚山市北区にある自動車協力社5か所の工場の屋根が崩れ、2人が死に4人が傷つくなど、合計40人の死傷者を出した。 雇用労働部の職業教育訓練促進法施行令には、現場実習生に夜間労働をさせてはならないとなっているが、蔚山の某工業高校に通うキム君は現場実習に行ったこの工場で夜勤し、卒業式の二日前に事故に遭った。 2011年12月17日、起亜自動者光州工場で働いていた現場実習生の過労による脳出血事件発生以後、2012年には教科部、雇用部、中小企業庁が共同で現場実習標準協約書を改正し、労働関係法教育を義務化(勤労基準、産業安全、セクハラ予防など)した。 しかし2012年12月、蔚山新港湾工事の現場作業での転覆事故で、全南道順天の現場実習生が死亡する事故が発生した。 2013年、政府は8月に標準協約を違反した企業に過怠金賦課、学生安全および勤労保護強化などを提示したが、2014年1月20日、CJ第一製糖忠北鎮川工場で働いていたマイスターと現場実習生の社内でのイジメと暴行による自殺事故が発生し、10日の蔚山実習生の夜間実習死亡事故に続いた。 全教組は「企業体は、現場実習生を低賃金、超過労働、深夜労働、有害作業など、殺人的な労働条件を強要している間、教育部、雇用労働部、教育庁、一線学校は学生の労働人権教育を放置し、教育の名で労働力を提供する学生を無防備に放置して、勤労監督の責任を放棄している」と暴露した。 昨年、兪銀恵(ユ・ウニェ)、鄭(チョン)ジヌ議員室が共同で主催した 「高等学校現場実習制度改善方案」の討論会で発表されたアンケート調査を見れば、 休日の実習と延長実習をしていると答えた学生は各々53.3%、55.2%に達し、 違法な現場実習がまだ改善されていないことが分かる。 絶え間ない違法な現場実習による弊害を根絶するために全教組は 「協約書違反企業への法的処罰条項が入った職業教育訓練促進法改正案を早く通過させて、学校の学生労働人権教育と産業体の労働関係法教育(勤労基準、産業安全など)義務化を法制化し、きちんと安全教育が行われているかどうかの申告を義務化して、管理監督を徹底的にすること」、 「無分別に就職率高揚競争だけを誘導する市道教育庁の評価を廃止し、高卒就職環境改善と産業安全環境の改善に格別の対策を用意しろ」と政府に要求した。 また「6か月にわたる長期間の実習は、実業界の教育課程を混乱させ、学生を労働搾取と安全事故に露出させる危険を高める最大の原因」とし、 希望者に限った制約的現場実習の実施と労使政協議体構成で労災再発防止などについての社会的合意の導出を要求した。 付記
ペク・イルジャ記者はニュースセルの記者です。この記事はニュースセルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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