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韓国:退職後ガンで死亡した現代車労働者に初の労災承認
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退職後ガンで死亡した現代車労働者に初の労災承認

現代車支部「職業性癌患者集団労災申請を続ける」

蔚山労働ニュース編集局 2011.12.27 14:34

定年退職した後に肺ガンが発見され、闘病中に死んだ現代車労働者の労災申請 が完成車メーカーで初めて承認された。

▲12月1日、職業性ガン被害労働者と家族が勤労福祉公団に労災申請書類を出している。[出処:金属労組キム・ヒョンソク]

2009年12月、現代車を定年退職したファン某氏は、退職直後に肺ガンが発見さ れ、3月まで闘病して息をひきとった。故人は現代車蔚山工場鍛造部で約30年間 熱処理業務を行ってきた。

金属労組と現代車支部は、4月28日に職業性癌患者集団労災申請を行い、故人の 遺族と共に勤労福祉公団に労災を申請し、勤労福祉公団は12月21日、労災承認 を決定した。

金属労組は4月28日、8月10日、12月1日の3回にわたり、職業性癌患者86人の 集団労災申請を勤労福祉公団に出した。

このうち現代車労働者は故人を含み、肺ガンと白血病、胃ガンで苦しむ22人だった。

現代車支部は、金属労組、緑色病院労働環境健康研究所と共に昨年5月から作業 過程で使う1501種類の化学物質に対して発ガン物質実態調査を行った。

調査の結果、11.7%の物質で1〜2級発ガン物質が含まれていたことが確認され、 現代車労働者が発ガン物質に広く露出していることが明らかになった。

現代車支部のキム・イクチュン保健2局長は「現場で職業性ガンと知らず、持病 だと思っている癌患者が多いものと判断する」とし「今回の労災承認 を契機として、現場でさらに多くの癌患者を見つけ、金属労組と共に職業性癌 患者集団労災申請を続ける計画」と話した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-12-28 03:59:57 / Last modified on 2011-12-28 04:00:09 Copyright: Default

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