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釜山北港大橋建設現場の事故、「SK建設が企業殺人をした」

無理な工期短縮、非専門家に現場を任せる...「管理監督が全くできていない」

ユン・ジヨン記者 2013.12.20 14:47

釜山北港大橋連結工事現場で建設労働者4人が死亡する事件が発生し、元請のSK建設に対する非難の世論が起きている。労働者たちは、SKが無理な工期短縮を強行したためこのような惨事が発生したとし、元請管理者の処罰と企業殺人特別法の制定を要求した。

12月19日、釜山北港大橋と南港大橋をつなぐ連結工事現場で、コンクリート打 ちの作業中に鉄骨構造物が崩れ、4人の建設労働者が死亡した。死亡者の中には 建設労組の組合員も含まれているという。

建設労組によれば、元請のSKは工期短縮のために無理に工事を行ってきたという。 特に、コンクリート工ではない非専門家が現場に投入され、安全管理者も不在 だったことがわかった。

民主労総と全国建設産業労働組合連盟は12月20日午後、ソウル市鍾路にあるSK 本社前で記者会見を行い、「無理な工期短縮で建設労働者が再び犠牲になった」 と糾弾した。

労組は「事故がおきた現場は最近、工期短縮のために深夜まで無理に工事を進 めていたことが明らかになった」とし「特に今回の事故現場には専門のコンク リート工ではない非専門家の鉄筋工労働者が現場に投入されていた」と明らか にした。続いて「現場に安全管理者がおらず、公社への管理監督が全く なかった」と批判した。

記者会見に参加した建設産業連盟のイ・ヨンデ委員長は「10歳と9歳の子供を持 つ労働者が暮らしのために建設現場で働いて死んだ」とし「事故の理由はSKの 無理な工期短縮で、これは昨日今日のことではない」と声を高めた。

また、イ・ヨンデ委員長は「企業が殺人をしているのだから、大企業を擁護す る朴槿恵政権と、企業殺人を犯したSK資本は答えなければならない。暮らしの ために働いて死ぬような原始的な死亡をなくすために対策を立てなければなら ない」と注文した。

民主労総労働安全保健委員会も20日に声明を発表し、「大惨事を呼ぶ工期短縮 をいつまで放置するのか」とし「労働者死の行進にもかかわらず、国会の労災 死亡処罰強化法案の議論は失踪した」と批判した。

また民主労総は「事故のたびに法改正を主張する国会は現在、関連法について 一回の審議もしていない」とし、政府と労働部、国会に△釜山北港大橋事故に 労働者、市民が参加する共同調査団を構成すること、△政府は無理な工期短縮 に対し即座に全面的な制度改善対策を樹立すること、△労働部はコンクリート ポンプ車専門資格制度を導入し、適正人員投入を制度化すること、△労働部は 下請け非正規労働者の労災予防活動参加方案を直ちに樹立すること、△国会は 労災死亡処罰強化、下請け労災元請責任強化法案を直ちに通過させること を要求した。

一方、2012年にも4人の労働者がSK建設工事現場で死亡する事故が発生して、 SK建設は「2012年最悪の殺人企業」4位に選ばれ、2007年と2012年、今年まで 連続的に殺人企業選定に名前を連ねている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-20 23:10:51 / Last modified on 2013-12-20 23:10:52 Copyright: Default

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