韓国:現代製鉄「死の行列」 | |||||||
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現代製鉄の対国民謝罪文、労働部監督にもかかわらず「死の行列」下請労働者が過労、有害勤務環境で6日に死亡...今年12人が労災死
チョン・ジェウン記者 2013.12.10 17:24
現代製鉄の忠南唐津工場で12月6日午後7時20分頃、現代製鉄協力業者のユジェット(株)で働いていた下請労働者のイ某(37)氏が作業現場で意識を失って倒れ、唐津総合病院に運ばれたが死亡したと金属労組忠南支部と現代製鉄非正規職支会が9日に発表した。 労組はイ氏が代替人員なく300度を越える高炉の近くで長時間働いた後で死亡し、 過労と有害な労働条件による労災事故だと主張している。故人が2年以上働いた ユジェット(株)は、1、2、3高炉の送風機、原料スクリーンを管理する現代製鉄 の協力業者だ。 労組によれば事故当日、高炉に風を入れる設備の送風機交替作業をしていたイ 氏は、事故前日に送風機の漏水現象を是正しろという雇用労働部勤労監督官の 指摘により、緊急工事を行っており、工事完了の督促に苦しんでいた。 周辺の証言によれば、イ氏は事故当日の作業中、「とてもつらい」と話し、 病院に運ばれた直後に死亡した。イ氏は事故前日、深夜12時を越えても保守工 事を行い、事故当日も朝8時30分に出勤して作業するなど長時間労働に苦しんだ という。 1年前に現代製鉄が管理していた工程まで、勤務人員の増加なしで該当協力業者 が管理し、作業量が大幅に増加したという証言も出ている。 また、イ氏は事故当日、普段の作業服よりさらに重くて暑い「アルミナ防熱服」 を着て作業に投入されたと労組は明らかにした。現代製鉄非正規職支会のチョ・ ミング支会長は「高炉の熱により、作業環境が高温の条件で、アルミナ防熱服 を着て長時間作業をすれば、健康な人でもへとへとになる」とし「昨年も脱力 事故が発生したが、現代製鉄は故人に命をかけた長時間作業を要求したのだ」 と主張した。 労組は「さまざまな状況根拠にもかかわらず、現代製鉄と協力社は過重な業務 と有害な環境で長時間働いて死亡した事故の死因も出さず、個人の病気として 正確な事故の経緯、責任者の処罰を要求する遺族から怨まれている」と批判した。 現代製鉄は、故人が持病で死亡したという立場だ。忠南唐津警察署は脳梗塞 による死亡と推定しているが、解剖検査で正確な死因を明らかにする予定だ。 なお現代製鉄では2013年だけでも労災で12人の労働者が死亡した。雇用労働部 特別勤労監督、勤労監督現場常駐、安全管理実態調査にも、死亡事故は絶える ことなく続く。 連続した労働者の労災死で非難されている現代製鉄は、12月5日に対国民謝罪と 予防対応策を出したが、当面の非難を避けるための「臨時の方便」という指摘 が起きている 今年5月のガス流出では下請け労働者5人が死亡し、11月26日には工場内の現代 グリーンパワー発電所で点検作業をしていた労働者1人がガス漏出で死亡して、 8人が負傷した。また12月3日には唐津工場の屋根から38歳のノ某氏が20m下の 地面に落ちて死亡した。社内交通事故と各種の事故などの労働災害を入れれば 公式の労災死亡者は12人に達する。 現代製鉄非正規職支会は「正確な事故の経緯、死亡原因による責任者の処罰と 共に、現代製鉄がマスコミに公開した見せかけの安全対策ではなく下請労働者 が直接参加して、これ以上死なずに働くための根本的な対策、格別の措置」を 要求した。 また支会は「365日、24時間、休日も名節も休まず働く長時間労働、少しのことで 生命を失う有害な環境、低賃金に苦しむ条件では労災事故は止まらない」と指摘した。 付記 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-12-11 06:40:39 / Last modified on 2013-12-11 06:40:39 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |