本文の先頭へ
韓国:今年も開かれた『半導体祭り』、限りない労働者の死
Home 検索

今年も開かれた『半導体祭り』、限りない労働者の死

一山キンテクス『2012韓国電子産業大展示会』などを開催...パノルリムがパフォーマンス

ユン・ジヨン記者 2012.10.09 19:20

今年も各国の半導体電子産業の企業が韓国の一山キンテクスに集まった。10月 9日、ここには30か国の電子産業から約1000社、海外バイヤー約2000人が参加し 『2012韓国電子産業大展覧会』と『国際半導体大展覧会』、『国際情報ディス プレー大展覧会』などの祭りが行われた。

だが、今年もやはり、電子製品と半導体チップを作って病気にかかったり、命 を落とした労働者の遺族は、ここに招待もされない。

その代わりに『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(パノルリム)』は、 白い防塵服を着て、死亡した半導体労働者のためのパフォーマンスを行った。 白い防塵服の上には赤いバラの花びらが散らされた。

パノルリムは「3個の大展覧会の前に、彼らがチップと技術力に賛辞を送る前に、 まず哀悼して記憶するべき半導体労働者の生と死について話したい」とし、 「半導体電子産業で病気にかかって死んでいった労働者のことを知らせ、とて も残忍な祭りを止めようという趣旨のパフォーマンス」と明らかにした。

現在までパノルリムを通じて知らされた半導体、電子産業職業病の死亡者だけ で64人にのぼる。そのうちサムスン職業病労働者56人が死亡し、今年だけで4人 のサムスン職業病被害者が命を失った。職業病被害者は血液ガンをはじめ、 脳腫瘍、乳ガン、子宮頸部ガン、黒色腫、肉芽腫、生理不順、自然流産、 筋骨格系疾患など多様な病気に苦しんでいる。

一方、パノルリムは10月9日から29日まで、『半導体労働者の健康権に向かって 走る』集中行動週間に突入する。

彼らはこの期間に一山、水原、忠北、忠南などの各地域で宣伝戦を行い、集団 労災申請記者会見、半導体電子産業労災死亡および労働者死についての大統領 候補への公開質疑記者会見などを続ける予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-10-10 18:30:15 / Last modified on 2012-10-10 18:30:16 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について