韓国:自動車塗装労働者の白血病で初の労災承認 | |
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自動車塗装労働者の白血病で初の労災承認勤労福祉公団、18日に起亜車光州工場で初のケース...全面調査の実施を
カン・ジョンジュ(金属労組) 2011.08.22 18:16
起亜自動車で働いて白血病にかかり、死亡した労働者の労災が承認された。 勤労福祉公団光州地域本部は、8月18日、起亜自動車光州工場の故チョ・ヨンオ 組合員に業務上の災害を認めた。これは、自動車完成車工場の塗装部署で発生 した白血病が労災と初めて認定されたケースだ。 チョ組合員は1988年に起亜車光州工場に入社し、22年間塗装作業を行ってきた。 昨年腰痛を訴え検査を受けたところ、急性リンパ性白血病と診断された。 そのため金属労組起亜車支部は、チョ組合員が塗装作業の間にベンゼンなどの 発ガン物質に露出し、白血病にかかったと見て、昨年10月に労災申請をした。 チョ組合員は労災が承認される5か月前の3月に闘病中死亡した。 ▲勤労福祉公団光州地域本部は18日に起亜自動車光州工場の故チョ・ヨンオ組合員に対する業務上の災害を認めた。これは自動車完成車塗装部署で発生した白血病が労災と認定された初の事例だ。起亜自動車光州工場で組合員が作業している。[出処:金属労組シン・ドンジュン] 金属労組のムン・ギルジュ労働安全保健局長は、「今回の労災認定の事例で、 塗装作業での発ガン物質と職業性ガンの危険が明らかになった」とし「自動車 工場だけでなく、塗装作業が多い造船所などでも今すぐに発ガン物質の調査と 職業性ガン認定闘争を行わなければならない」と強調した。またムン局長は 「労災申請から10か月経って承認が出た。その間、労働者は病気で死亡し、遺族 の苦痛も深刻だった」とし「職業性ガン認定基準の改善が急がれる」と批判した。 労働部と会社側の妨害があり、今回のチョ組合員の労災認定が長びいたことが わかり、問題になっている。3月22日、韓国産業安全公団は勤労福祉公団の依頼 で疫学調査を行った。業務上疾病判定委員会(以下 疾判委)がこの結果を基礎に 労災承認を判断しなければならない。だが労災決定の前に雇用労働部勤労監督官 が疫学調査資料を会社に渡し、会社が調査結果への反論資料を提出、疾判委が 再調査を決める事態が発生した。以後労組は勤労福祉公団と韓国産業安全保健 公団に抗議面談などを行い、7月28日に疾判委が開かれて労災が承認された。 今回の労災承認について起亜車支部も機関誌で「資本と政府機関は当然、業務上 の災害と認めるべき事案を不承認になるように操作しようとした」とし「使用者側は 労災不承認介入を即刻中断しなければならない。発ガン物質による起亜車初の 労災認定事例だけに、発ガン物質調査事業にさらにはずみをつける」と述べた。 (提携=金属労働者) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2011-08-24 07:01:06 / Last modified on 2011-08-24 07:01:11 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |