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韓国:KTX「不法派遣徹底調査を」
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KTX乗務員、「不法派遣を徹底的に調べろ」

6日の記者会見で、 労働部の客観的判定要求

チェイニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2006年07月06日18時33分

KTX乗務員約100人が6日午前10時、労働部前で記者会見を行い、「KTX乗務員の 不法派遣陳情に対する正確な調査と処理を要求する」という立場を発表した。

この立場発表は、チョジュノ民主労総委員長、ヤンギョンギュ公共連盟委員長、 キムヨンフン鉄道労組委員長、ミンセウォン・チョンヘインKTX乗務支部長の 共同名義で「KTX乗務員不法派遣を再調査してくれ」という内容の陳情による もの。

6月26日にイサンス労働部長官は「KTX乗務員の主張には一理ある」とし、鉄道 公社の不法派遣を調べる意思があることを明らかにした。KTX支部はこれに対 して「労働部長官の真意は確実でないが、こうした決定が下されたことをひと まず歓迎する」という立場を見せた。

しかし「KTX女性乗務員不法派遣に対する1次陳情で、誠実な現場実態調査と意 見の収斂もなく、使用側の一方的な主張と虚偽の証拠だけを基礎に合法請負の 判定を出した事実を指摘せざるをえない」という主張を付け加えた。

KTX支部はこの日の記者会見で「労働部は、いかなる政治的意味合いや社会的 波紋などを理由にせず、客観的なありのままの事実を調べることを要求し、で きるだけ早い判定結果の発表を要請する」と明らかにした。

合わせて「労働部の調査が正しく行われるように最善を尽くして協力する。労 働部の客観的で写実的な実態調査が行われれば、『鉄道公社がKTX乗務員を委 託請負したことは明確に不法で誤り』という事実が確認できる」と明らかにし た。

労働部に陳情すると、通常25日以内に結果を発表するという規定がある。4月 の人権委員会調停会議や6月16日の李哲鉄道公社社長との面談で、鉄道公社が 「労働部や裁判所に乗務員の委託雇用が不法派遣と判定されれば、これに従う」 と明らかにしただけに、KTX乗務員の不法派遣の有無に関心が集まっている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-07-10 00:45:17 / Last modified on 2006-07-10 00:45:18 Copyright: Default

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