韓国:鉄道労使、KTX乗務員問題協議体で解決 | |||||||
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鉄道労使、KTX乗務員問題協議体で解決労使・公益3者の協議体で1か月の議論の後、結果に従う
チェ・イニ記者
flyhigh@jinbo.net / 2007年09月29日17時33分
鉄道労使がKTX-セマウル号乗務員問題解決のための協議体設置に合意した。オ ム・ギリョン鉄道労組委員長、李哲韓国鉄道公社社長は9月28日、ソウル地方労 働庁で民主労総の李錫行委員長と労働部の李相洙長官の立ち会いの下で会見を してこのような結論を導き出した。 鉄道労使は合意文で1週間以内に「労使・公益」それぞれ2人で構成された6人の 協議体を作ることにした。1か月間KTX-セマウル号乗務員問題を議論して、この 結論に従うことにした。1か月間運営されるこの協議体には「1か月以内で延長 することができる」という但書条項がついており、事実上KTX-セマウル号乗務 員問題は2か月以内に何らかのに形で決着がつくことになると見られる。 ▲労働部の李相洙長官、オム・ギリョン鉄道労組委員長、李哲鉄道公社社長、民主労総の李錫行委員長が28日合意文を発表した後、手を重ねた。 当初、労働部は午後5時30分に合意内容を発表する記者会見を行う予定だったが、 終盤の調整に手間取って、合意文が発表された時間は夜10時頃だった。議論が 産みの苦しみを味わっている間「乗務員の子会社での正規職化に合意した」と いった誤報も続出した。 李哲鉄道公社社長は合意文を発表する記者会見で「完結した内容ではないが、 進展した合意文を発表できて満足」という所感を述べた。その後、李哲社長と オム・ギリョン委員長が合意事項を交互に朗読することでやや短い記者会見を 終えた。 労組意見少数化危険... 公益委員の構成に関心 今回の合意によれば、この協議体での議論の結果によりKTX-セマウル号乗務員 問題の行方が分かれることになる。そのため、構成因子と議論内容などが焦眉 の関心事になるものと見られる。協議体では主に乗務業務の外注化の適切性、 あるいは乗務員直接雇用の必要性をめぐって議論が展開される展望だ。 この協議体が乗務業務の外注化を妥当と判断すれば、ストライキ中の乗務員が ずっと拒否の意思を明らかにしてきた子会社(コレイルツアーサービス、旧KTX 観光レジャー)への採用を受け入れなければならず、労組としては危険負担がある。 しかもこの協議体で「多数意見が集められればその意見に必ず従う」という李 相洙長官の公言と労組側の認定もあっただけに、労使・公益3者の協議で労組側 が少数になり、これまでの主張(直接雇用)を貫徹できなくなる公算が大きい。 その上、公益委員は労働部長官が指名することになっている。 これまで李相洙長官が公然と「KTX乗務員は直接雇用が正しい」と発言してきた ことから推すと労働部長官が推薦する公益委員に期待せざるをえない状況になっ た。しかし6月に発表された公共部門非正規職総合対策から、財政経済部と建設 交通部の頑強な反対を理由にKTX乗務員問題が脱落したことを考えると、労組と しては労働部長官の意志を全的に信頼することはできず、公益委員との協議も 容易ではないものと見られる。 1年7か月間、女性非正規職問題と間接雇用非正規職問題を知らせて、社会的に 注目されてきたKTX乗務員問題が、1-2か月後にどのような結論が出るのか大き な関心が集まっている。
翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2007-09-30 23:17:04 / Last modified on 2007-09-30 23:17:06 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |