韓国:鉄道公社、KTX乗務員今すぐ直接雇用を | |
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KTX乗務員、「あきらめないことが上手くなりました」判決を歓迎「『法の通りにしよう』という鉄道公社、今すぐ直接雇用を」
チェ・イニ記者
flyhigh@jinbo.net / 2008年12月03日15時44分
ソウル地方法院が勤労者地位確認訴訟で「鉄道公社が前KTX乗務員の使用者」と 判決でKTX乗務員の手をあげ、長い間闘争してきたKTX乗務員の顔が久しぶりに 明るくなった。 鉄道労組とKTX列車乗務支部は12月3日午後2時、ソウル市龍山区の鉄道労組ソウル 地方本部事務室で記者会見を行い、今回の法院判決を歓迎する一方「鉄道公社 は訴訟の結果を直ちに受け入れ、解雇乗務員を直接雇用しろ」と要求した。
鉄道労組のイム・トチャン委員長職務代行は記者会見で「うれしい知らせ」と しつつ「一方で期待はしていたが、なかなか信じられず、何度も確認した」と 心境を語った。イム・トチャン職務代行は「しかしこれからが開始」とし「使 用者側がこれにどんなジェスチャーを取っても、私たちの要求は当然直接雇用 で、そのためにこれから賢明で賢く対応したい」と述べた。 訴訟を担当したチェ・ソンホ弁護士は「何度も交渉で解決する機会を鉄道公社 に与えたが、結局司法府の判断を求めることになり、期待と心配が多かったの は事実」と話した。チェ・ソンホ弁護士は「組合員の要求が正当だったため、 司法府が正しく判断したのだろう」とし、一方では「鉄道公社が本案訴訟まで 行くと言っているのは失望だ」と述べた。KTX乗務員たちには「これからは時間 の問題だが(鉄道公社が)大勢を変えるのは難しいだろう」とし「今大変な表情 をせず、笑いながらしよう」と励ました。 KTX列車乗務支部のオ・ミソン支部長も「鉄道公社が合意案を破棄したのがちょ うどこの時期で、1年が過ぎ、また希望を持てて気分が良い」と述べ、「一方で は鉄道公社の態度が心配だが、公企業なのだから卑怯な行動はしてほしくない」 という希望を明らかにした。 「3年間の失望と挫折... 今回こそ...」 KTX乗務員たちは、3年近く復職闘争を行い、多くの迂余曲折を味わった。不法 派遣を労働部に陳情したが、2006年9月に労働部は「一部の不法性はあるが総合 的には合法」と結論した。チェ・ソンホ弁護士は「その時に提出した資料と今 回の資料はほとんど同じだが、異なる結論が出たのは当時の労働部が政治的な 判断をしたとしか見られない」と指摘した。 昨年10月には労働部の仲裁で労-使-公益委員の3者協議体を作り、この結果に従 うことに合意したがうやむやになった。その年の12月には鉄道公社が乗務員を 役務契約職として採用することに暫定合意したが、これを破棄するなど、KTX乗 務員はストライキ事態を解決する糸口を捉むと挫折するという繰り返しだった。 何回もこうした峠を経験したKTX乗務員たちは、法院の判決を喜びながらも慎重 な姿を見せた。記者会見場に集まった30数人のKTX乗務員たちは「これまでずい ぶん失望し、今回も信じていなかった」と落ち着かない反応だった。 KTX乗務員のヤン・ヘヨン氏は「家族が『いいニュースだ』と電話をかけてきた 時も信じられなかったが、9時のニュースにも出てきてインターネット検索もし てみたが事実だった」とし「信じられない、昨夜は寝られなかった」と話した。 ヤン・ヘヨン氏は「労働部の判断の時と違って何も外圧なく私たちの正当性を 客観的に証明されたようで、くやしい心が少し晴れた」とし「これまでつらかっ たがここまで上手く頑張った」と笑顔を見せた。 KTX乗務員たちは記者会見文で「鉄道公社がこれまで『法的判断を求めよう』と 主張し続けてきたのだから、すぐに訴訟の結果に従って適切に処理しろ」とし 「乗務員たちは長い苦痛を終わらせ、鉄道公社は非正規職弾圧の代表事業場と いう汚名をそそぐ契機にしろ」という期待を明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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