韓国:イーランド香港法人の株式公募は関心を受けず | |
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遠征闘争団の他人がわからない苦痛[イーランド香港通信](5)イーランド香港法人の株式公募は関心を受けず
オ・ドヨプ(作家)/ 2008年05月04日23時26分
遠征闘争団には他人にはわからない苦痛がある。どんな闘争も拒まないという 遠征団だが、この苦痛にだけはとても耐えられないという。まさに寝ることだ。 睡眠に関するおかしな話 ロッテホテルで日本式調理士として働くパク・ドンシク氏は、現在労組がサー ビス連盟に派遣している幹部だ。自らを『派遣労働者』と呼ぶ。良くないこと はすべて派遣労働者にまかせると冗談を言う。「イーランド・ニューコア労働 者と共に香港にきて戦えて幸せだ」と言う。数か月後にはまたホテルの厨房に 復帰する。香港遠征闘争は連盟派遣活動期間で一番記憶に残る時間になるだろ うという。 そのうちにパク・ドンシク対協局長が口を開く。「キム・ソグォン同志と寝る こと以外は何でもする」 香港に来た初日、パク・ドンシク対協局長はキム・ソグォン組合員と共に部屋 を使った。だが数時間も過ぎない夜中の1時に毛布を持って社会進歩連帯のハン・ ジウォン氏の部屋にきた。彼は「キム・ソグォン氏が鼻で演奏するオーケスト ラが部屋に鳴り響くと言って、トイレの前に寝床を敷いた。 翌日は自らハン・ジウォン氏がキム・ソグォン組合員の部屋で寝ると要望した。 もちろんハン・ジウォン氏も夜中の1時に毛布を持って部屋を移った。オーケス トラの演奏も演奏だが、突然息が止まる緊張の瞬間を演出し、自分も息が止ま るようでとても寝られなかったと。 おかげでキム・ソグォン氏は広い部屋を一人占めした。ハン・ジウォン氏は、 パク・ドンシク局長に続いて化粧室のドアの前で寝なければならなかった。 イーランド香港法人株式公募、関心受けられず 今日(5月3日)の朝も空には雲がかかっている。痛快に雨でも降れば良いのだが 雨は降らずむし暑いだけだ。ハン・ジウォン氏は昨日記者会見に来た報道機関 の新聞を買いに出た。
香港の代表的な報道機関であるサウスチャイナ・モーニングポストとアップル デイリーは、イーランド公募初日、『関心を引けなかった』という記事を載せ た。また遠征闘争団が香港に入国した背景と、10か月間のストライキ座り込み を詳しく扱った。この外に東方日報と香港エコノミックタイムズ紙も遠征闘争 団の記者会見内容を写真と共に詳細に扱った。 サウスチャイナ・モーニングポストの報道のように、『イーランドファッショ ン・チャイナホールディングス』は香港証券市場では関心を呼べず、公募価格 は遅遅として進まない。これを反映するように、イーランドはサウスチャイナ・ モーニングポストの企業金融セクション5面に全面広告を出してありったけの力 をふりしぼっている。 イーランドが英国系の私募ファンドから4千億を誘致したという韓国記事を見た 遠征闘争団は、「香港遠征闘争に与えられた責任がさらに重くなった」と決意 をさらに固めている。 香港市民に見せるパフォーマンスを準備する 遠征闘争団は翌日午前の香港のデモで行うパフォーマンスに使う物品を購入し、 香港労総事務室で直接製作した。遠征闘争団は「平和的な方法で、香港市民と 共にできるデモを準備している」と言う。香港市民に示すパフォーマンスは、 今のところは明らかにすることができないという。
また香港商工会議所を通して知ったイーランド事務室と証券市場上場主管社の シティ銀行、ゴールドマンサックス、UBS事務所および国際金融センターを現地 調査した。遠征闘争団は明日から本格的なデモ座り込みに入る予定だ。 パフォーマンス準備物を作った遠征闘争団は、香港労総の幹部たちと共にイー ランド事務室を探しに出た。香港労総は「タン(Tang)総幹事をはじめとするす べての幹部が遠征闘争団の全日程を共有し、積極的に支援支持している」とサー ビス連盟のパク・ドンシク対協局長が明らかにした。 香港商工会議所を通して確認した『イーランド インターナショナル』の事務室 を訪ねた。住所地にはイーランド事務室はなかった。ビルの警備に尋ねたが、 『イーランド』は聞いたこともないという。証券市場上場宣伝資料に出てきた もうひとつのイーランド事務室住所を訪ねたが同じだ。 香港労総の幹部たちは「こんなことがあるのか」と首をかしげる。サービス連 盟のパク・ドンシク対協局長は「マフィア組織でもないのに、なぜ隠れるのか 腹が立つ。海外でも投資家に詐欺を働くのではないのか」と怒りを隠すことが できない。 午後5時55分、遠征闘争団本隊が空港に到着した。入国の所感を聞き、「まだど きどきしている。最善を尽くして戦うという言葉以外、どんな言葉が必要か」 と答える。
ニューコア労組のハン・ヨンヒ組合員、イーランド一般労組のイ・ナムシン首 席副委員長とキム・エス組合員、民主労総ソウル本部からソ・ガンボン氏が、 民主労総京畿本部からクォン・ミジョン氏が、イーランドキリスト教対策委の イ・ソンウク牧師が入国して、遠征闘争団に合流した。 香港の労働者、「何でも連帯する」 その後、香港UNI(UNION NETWORK INTERNATIONAL)の事務室で遠征団と香港社会 団体との懇談会が始まった。
共にイーランド闘争の映像を見た後、質疑応答の時間を持った。香港社会団体 は正規職と非正規職の差異、イーランド一般労組とニューコア労組が非正規職 労働者との経験について質問した。 警察に連行されるイーランド労働者の姿を映像で見た後、拘束された人は何人 で、現在どんな状況なのかについても関心を示した。ニューコア幹部が手配さ れ、まだ民主労総の建物から一歩も出られずにいるという説明を聞いて、香港 の市民団体会員は残念そうな心を隠さなかった。 香港労総チェン・チン・フェット委員長は「イーランド労働者の闘争は財閥と 労働者の戦いなのか、あるいは新資本主義とイーランド労働者の戦いなのか」 と質問した後、「新資本主義世界化の中で、韓国の非正規職労働者の戦いはま さちに香港労働者の戦いと同じだ」と述べ、遠征闘争団は大きな拍手で香港労 働者の連帯に感謝の気持ちを伝えた。 また「中国でもイーランドグループが韓国と同じようにアウトソーシングして 解雇した事例がある」とし、香港労総もイーランドグループに関心を持って監 視をするという。 UNI幹部は遠征闘争団に「遠征団が要求すれば、われわれは何でもする覚悟だ」 と連帯の意志を示した。遠征闘争団の日程を紹介して多くの香港労働者の参加 を促した。 また香港では、イーランドは中国本土のようによく知られていないため、闘争 方法にもっと慎重を期することを要求し、焦点を中国の金融証券に合わせるよ う要請をすることもした。 サービス労働者というある参席者は「力強く闘う韓国労働者と会えて、とても うれしい」とし、ずっと遠征闘争団の顔をカメラで撮っていた。 懇談会では、香港社会団体と遠征闘争団の関係は、単なる支援の次元を越え、 連帯意識と共同闘争であることを確認することができた。
記事を書き終えると午前2時45分だ。校正もせず取材手帳をそのまま送る。もう 少し生き生きした記事を書きたいが、瞼が開かない。 遠征闘争団は、これまでの先発隊の活動を共有して今後の闘争日程を議論する ため、まだ寝床についていない。 http://www.newscham.net/news/view.php?board=news&id=43027原文(チャムセサン) 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2008-05-05 19:30:22 / Last modified on 2008-05-05 19:30:23 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |