韓国:下請労働者サムスン本館前に集結 | |
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怒ったサムスン、現代、LG、SKの下請労働者、サムスン前で「本当の社長が出てこい」下請労働者1500人、瑞草洞サムスン本館前に集結...共同闘争文化祭
ユン・ジヨン記者 2014.06.19 00:57
元請大企業の作業服を着て元請の指示で働くのに、 元請の労働者とは認められない下請け労働者たちが 「本当の社長」に会うために、瑞草洞のサムスン電子本館前に集まった。 下請労働者はサムスン電子本館前で、名ばかり社長ではなく 「本当の社長」に会うとし、声を揃えて「本当の社長が出てこい」と叫んだ。 この1年間で、76年間の無労組経営を誇ったサムスンをはじめ、 LG、SKなどで続々と労働組合が結成され、 元請に対する間接雇用労働者たちの共同闘争にも火がついている。 6月18日午後7時、サムスン、現代、SK、LGの大企業下請労働者1500人は、 瑞草洞のサムスン電子本館前で「間接雇用労働者共同闘争文化祭」を開催した。 企業は違っても、労働環境や処遇は似ている。 働く会社と月給を受け取る会社が違う多段階下請け構造と雇用不安、低賃金などは、 大企業下請労働者の共通分母だった。 舞台に上がった下請労働者らは、現在行なわれているサムスン電子サービスなどの懸案闘争を勝利に導き、 間接雇用撤廃を実現すると宣言した。 怒った「サムスン、現代、LG、SK」の下請労働者、サムスン前で「本当の社長が出てこい」全面ストと瑞草洞サムスン本館前上京闘争31日目になるサムスン電子サービス支会は、 サムスンの76年間の無労組経営の歴史を終わらせると声を高めた。 サムスン電子サービス支会のパク・ソンジュ副支会長は 「われわれは、今までサムソン資本に言われるままに働いてきた。 元請の指示と監督を受けながら、一日15〜16時間の重労働をしたが、 最低賃金も受け取れない。 だがサムスンは、われわれ労働者に何の責任も持たないという」と鬱憤を晴らした。 続いて「どうしても生きたくて労働組合を作り、労働権を認められることを願った。 するとサムスンは、無労組経営だと言って労働弾圧を始めた。 労組を設立してまだ1年にもならないのに、貴重な同志3人を失った」とし 「李健煕(イ・ゴニ)会長は『朝鮮人参を見つけたければ朝鮮人参の畑に行け』という語録を残した。 それで私たちはサムスン本館前にきた。 無労組経営76年ものの朝鮮人参を根元から抜くためにここにきた。 先に亡くなった二人の仲間の命の代価は、民主労組死守と無労組経営の粉砕」だと強調した。 サムスンで始まったサービス労働者の間接雇用と労働環境は、 そのままその他の大企業に広がった。 SKブロードバンドとLGU+はサービスセンターの労働者に対し、 サムスンの労働者管理システムをそのまま適用した。 多段階下請け構造は元請の使用者性を回避する手段になり、 1件単位の手数料体系は低賃金をあおっている。 LGU+支部のキョン・サンヒョン支部長は 「サムスンの労働者管理システムはSKに、またLGへと広がる。 LGU+もサムスンのシステムをまねる。 低い月給から天引きし、仕事がつらいと言えば仕事を辞めろという。 どうしてこれほどシステムが全く同じなのか、笑うしかない」とし 「LGU+とSKブロードバンド支部は、闘争を始めてやっと2か月ほどだ。 さらに強く、丈夫になって、先輩の労働者たちと共にこの戦いに勝利するまで闘争する」と明らかにした。 SKブロードバンド支部のイ・ギョンジェ支部長も 「大韓民国の財界序列1〜4位の財閥グループは、 労働者を労働者と認めない。 これを打開するために労働者が団結した。 イバラの道にも隊伍が散らないのを見て、無限の自負心を感じる」とし 「闘争の道に連帯ではなく、共同闘争で共にすることを約束する」と声を高めた。 「あまりにも似ている下請労働者、本当に似るべきは『闘争勝利』」10年以上、不法派遣の正規職化と元請使用者性認定闘争をしている 現代自動車社内下請労働者も共同闘争に出てきた。 現代車牙山社内下請支会のキム・ムンソン主席副支会長は 「チェ・ジョンボム烈士が死んだ時、悲しみと残念さが大きかったとすれば、 ヨム・ホソク烈士の死亡の消息を聞いた時は大きな怒りがみなぎった。 われわれの社内下請支会でも、昨年の夏に烈士1人が亡くなった。 卑怯な世の中から卑怯に離れるが、仲間たちは夢を失うなという遺言を残した」とし 「まだ烈士の夢をかなえて差し上げられない。 われわれは言葉ではやらない。 サムスンがひざまずくまで、社内下請支会が共にする」と強調した。 「本当の社長」を探すために7日間の共同闘争を続けているケーブル放送非正規職労働者たちも、共同闘争に力を貸した。 ケーブル放送非正規職支部のキム・ヨンス支部長は 「サムスン電子サービスの労働者たちとケーブル放送の非正規職労働者たちはとても似ている。 顧客を訪問し、修理をして感情労働をする。 また、元請のロゴが付いた服を着て下請労働者という名で巨大資本の利益のために数十年間働いている」と説明した。 続いて「またサムスン電子サービスの労働者とわれわれは、 本当の社長を捜しまわっている。 だが見つけたと思ったら名ばかり社長だったり幽霊社長だった。 何とか本当の社長を見つけて、私たちの労働基本権を認めて欲しいと要求すると、 『それは私たちにはできない』と話すことまで同じだ」とし 「ところが私たちが本当に似るべきことがある。 悪質な巨大資本に対して今年、勝利しなければならないということだ。 勝利するまで共に戦う」と強調した。 6月18日に使用者側の職場閉鎖に対抗して全面ストに突入したTブロード支部の組合員たちも席を守った。 Tブロード支部のイ・シウ支部長は 「サムスン電子サービス支会の仲間たちが誇らしい。 また31日間の野宿闘争に毎日参加できなくて恥ずかしい」とし 「だがわれわれは民主労総という大きな屋根の下にいる。 悪質資本と政府に対し、共に民主労組を建設しよう」と頼んだ。 大学非正規職清掃労働者などの間接雇用事業場を率いている公共運輸労組ソウル京畿支部のク・グォンソ支部長は 「名不虚伝と言う。 サムスンの何が違うのかというと、 結局サムスンの労組弾圧は労働者を死にまで追いやった」とし 「低賃金、低福祉、屈辱を強要する涙の種は間接雇用だ。 労働者に屈従を強要する間接雇用を撤廃し、堂々たる労働者として新らしく立ち上がる闘争は今からだ」と声を高めた。 この日の共同闘争に出てきた下請労働者は、共に歌を歌い、律動をした。 希望連帯労組の歌グループとサムスン電子サービス支会の律動グループは合同公演を披露した。 民主労総のシン・スンチョル委員長は 「サムスンと現代、SK、LG、泰光などの財閥がこの土地の間接雇用労働者を差別しない世の中を作るため、 民主労総は最後まで仲間の皆さんと闘争する」と宣言した。 共同闘争に参加した下請労働者も決議文を通じ 「サムスン、現代車、SK、LGグループは、非正規職労働者の要求を受け入れるように積極的な交渉に出てくるべきだ」とし 「われわれはまず財閥事業場、公共部門から必ず懸案闘争を勝利に導き、 全ての労働者の闘争勝利に寄与することを宣言する」と明らかにした。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-06-19 16:27:39 / Last modified on 2014-06-19 16:27:41 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |