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韓国:財閥社内留保金還収運動本部、サムスングループ糾弾記者会見
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「不法と不道徳で貯めた215兆、社会に還収を」

財閥社内留保金還収運動本部、サムスングループ糾弾記者会見

パク・ピョンナム記者 2016.05.04 17:52

「財閥社内留保金還収運動本部(還収運動本部)」は、 30大財閥の社内留保金が754兆ウォンにのぼると発表した中で、 5月4日午前11時に瑞草洞サムスン電子広報館前のパノルリム座込場で還収運動本部とサムスン正す運動本部、パノルリムなどの市民社会団体と政党がサムスングループ糾弾記者会見を行い、 サムスンの社内留保金蓄積とサムスンの労働弾圧を糾弾した。

還収運動本部の報道資料によればサムスンが蓄積した社内留保金は215兆ウォンで、 サムスングループ16の上場系列会社の社内留保金は昨年の196兆から18兆増えた。 一部非上場系列会社の社内留保金を合わせれば243兆にのぼる。

サムスンの社内留保金規模は国内財界1位、国内30大財閥社内留保金の33%を占める。 また、昨年の韓国の実質GDP成長率が2.6%に終わったのに対し、 サムスングループの上場企業の社内留保金増加率は9.4%に達した。 国内景気沈滞とは無関係に、サムスンと大企業の社内留保金は着実に増加していたわけだ。

サムスン正す運動本部の権英国(クォン・ヨングク)共同代表は 「サムスンサービスセンターの労働者たちが労働組合をしたという理由だけで労働者たちを弾圧している。 サムスンは国民を食わせ、生かして幸せにするのではなく、むしろ国民を不幸にしている」とし 「今回の総選挙の結果を受け入れず、国民の生命を無視して労組を弾圧するようなことはいつまでも続かない。 われわれは必ずその責任を問う」とサムスンに警告した。

社会変革労働者党のチョ・フェジュ共同代表は 「サムスン電子で死んだ76人の労働者の犠牲が、数百兆ものサムスン社内留保金にすべて入っている」とし 「社内留保金還収運動を始めてからあまり経っていないが、多くの共感を得ている。 今回を契機として労働者の犠牲で作り出した金を社会に還収しなければならない」と話した。

サムスン電子で働いて白血病で亡くなった故ファン・ユミ氏の父親のファン・サンギ氏は 「サムスンは金がもったいないという理由で、清潔で安全な作業場を作らなかった。 そして、サムスンで働いて病気にかかっても、金がもったいないという理由で治療費を補償しなかった」とし 「政府と企業はその責任を果たせ。責任を取らない経営者は、二度と企業を経営させてはならない」と強調した。

参加者は記者会見文を朗読し 「貪欲の財閥大企業は、この世の中をあらゆる不法と小細工で覆っている。 しかしこれを断罪すべき政府は、むしろ規制緩和と各種の税制支援特典を施し、財閥を生かすことだけに余念がない」とし 「労働者に苦痛と沈黙を強要するサムスンの貪欲と傲慢をもう終わらせなければならない。 社内留保金を社会に還収するのは労組弾圧、労災隠しなどで富を詐取したサムスン財閥を断罪する第一歩でもある」と話した。

還収運動本部は今後の日程として、5月12日にソウルのプレスセンターで財閥責任強化を要求する記者会見を予定している。 また5月末まで、連続集会とデモ行進などを準備していると明らかにした。

付記
パク・ピョンナム記者はニュースセルの記者です。この記事はニュースセルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(ニュースセル/チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-05-05 16:23:47 / Last modified on 2016-05-05 16:23:48 Copyright: Default

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