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韓国:金属労組、サムスン本社に圧力
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「人が死んだのに謝罪しないサムスン」...鬱憤爆発

金属労組、サムスン本社に圧力...サムスン電子サービス天安センター前で追慕集会

チョン・ジェウン記者 2013.11.07 11:13

全国金属労組サムスン電子サービス支会のチェ・ジョンボム烈士が一週間葬儀を行なえず、全国金属労組忠南支部の幹部らが11月6日午後4時30、分サムスン電子サービス天安トジョンセンター(天安センター)の前で集会を開き、サムスンを糾弾した。

彼らは集会の最後に「偽装請負」、「労働搾取」、「勤労基準法違反」などと 書かれた柩御輿を壊してサムスンに対する怒りを放った。

金属労組のチョン・ウォニョン忠南支部長は「若い青春が花を咲かせることも できず、来月の一歳の誕生日を前にした娘と病床で苦労する未亡人の母を残し て行った」とし「超一流企業と主張するサムスンは、チェ・ジョンボム烈士と 烈士の家族に謝罪せず、責任ある措置も取らない」と批判した。

それと共に彼は「チェ・ジョンボム烈士は、サムスンという犬の首輪をかけて 奴隷のように働いた。サムスンできちんとした待遇を受けられず、不法な偽装 請負の犠牲になった」とし「渾身の力を出して闘争に勝利しよう」と話した。

サムスン電子サービス支会のウィ・ヨンイル支会長は「今年7月労組を結成して 100日ほど過ぎた。これまでにイム・ヒョヌ組合員とチェ・ジョンボム組合員の 2人の犠牲者が発生した」とし「犬よりひどいサムスン資本は犠牲者を発生させ 続けるだろう。チェ・ジョンボム烈士は誰よりも人生に対する欲求が強かった 人だった」と声を高めた。

続いて彼は「サムスン資本を一皮剥けば、1%が99%を食べさせて生かしたのでは なく、99%の血と汗が1%の腹を満たした」とし「これが大韓民国を食わせている と主張する醜悪なサムスンの実体だ。サムスンは憲法を守らず、労働法を蹂躙 し、勤労基準法を守らずにいる」と批判した。

キム・ギス天安分会長は「労組を設立する前に、われわれは劣悪な労働条件に ついて同僚に胸の内を打ち明けて解消する方法しか知らなかった」とし「会社 は少し不満を言うだけで監査をして、弾圧して、労組を抑圧した」と主張した。

金属労組とサムスン電子サービス支会は、△チェ・ジョンボム烈士死に対する サムスンの謝罪、△労組組合員に対する標的監査中断、△仕事を奪うこと中断、 △不当人事中断、△労組破壊マニュアル認定および謝罪、△適正生計費保障、 △賃金体系改善、△サムスンとサムスン電子サービス次元の誠実交渉を要求し、 闘争を拡大している。

金属労組は11月5日の非常中央執行委員会の会議で全国の地域支部が順番にサム スン電子サービス・天安センターと、故人が安置されている天安葬儀場を中心 として2日間の闘争、焼香所設置などをすることに決めた。また、全国同時多発 集会と打撃闘争、サムスンを圧迫するソウル集中闘争を宣言した。

金属労組のホン・ジウク副委員長は「金属労組はサムスン電子サービス・天安 センターと葬儀場などの拠点を中心に、全国で闘争を拡大していく」とし、 「サムスン本社を打撃する」と明らかにした。

現在、サムスン電子サービス支会天安分会の組合員は、毎日午前に天安センター 2階の事務室で座り込み、午後には集中宣伝戦などをして事態の解決を要求して いる。また、天安センターの前にチェ・ジョンボム烈士焼香所を設置してテント 座り込みを続ける一方、天安葬儀場死守闘争を併行する。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-11-07 17:28:44 / Last modified on 2013-11-07 17:28:45 Copyright: Default

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