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韓国:「サムスン電子サービス『遺体奪取』真相究明は続く」
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乙支路委、「サムスン電子サービス『遺体奪取』真相究明は続く」

  「サムスン電子サービス下請け労使協約の履行を見守る」

キム・ヨンウク記者 2014.06.30 09:49

新政治連合乙支路委員会が6月28日、 金属労組サムスン電子サービス支会とサムスン電子サービス協力業者の労使協約が妥結したことを歓迎すると共に、 サムスン側が誠実に協約を履行するかどうかを見守ると明らかにした。

特にサムスンの労組弾圧で命を絶った故ヨム・ホソク氏の遺体奪取で問題になった警察に対しては、 交渉の妥結とは無関係に真相究明を続けると明らかにし、注目されている。

▲サムスン電子サービス協力業者労使団体協約調印式。左から禹元植新政治連合最高委員(乙支路委員会)、ユン・ウクトン民主労総金属労組事務局長(ヨム・ホソク烈士争対委委員長)、パク・チョンギル ソウル地方雇用労働庁長、ナム・ヨンウ韓国経営者総協会労使対策本部長、殷秀美新政治連合乙支路委員会議員

乙支路委員会は6月29日に論評を通じ 「サムスン電子サービス下請け労使の労働組合の活動保障と勤労条件改善のための交渉が妥結したことは、 間接雇用非正規職問題解決に少なからぬ影響を与えるだろう」とし 「さらに、労使交渉の妥結を望み、命まで捨てた労働者の死を無駄させなかったという点で歓迎する」と明らかにした。

乙支路委員会は「発注元のサムスン側が今回の交渉妥結に歓迎と受け入れの立場を表わしたことについても感謝の言葉を伝える」とし 「今回の立場表明がサムスンの無労組経営原則を廃棄し、社会的な責任を強める方向に進む重大な契機になり得るという点で、その決断に拍手を送る」と付け加えた。

6月28日、サムスン電子サービスは自社のホームページ公示事項に 「協力社の労使合意を歓迎する」とし 「サムスン電子サービスは、故ヨム・ホソク氏の想像できなかった死に深い哀悼と遺憾を示す」と明らかにした。 また「サムスン電子サービスはこの程、交渉が妥結したことに関し、 協力社との共生に努力する」とし 「これまでストライキで不便をおかけした顧客の皆さんに謝罪を申し上げ、 これからさらに良いサービスで報いる」と明らかにした。

これに対して乙支路委員会は 「今回妥結した交渉が誠実に遵守され、成功的に定着させるため、サムスン側はもっと積極的に動いて欲しい」とし 「議院活動の過程で協約の誠実な履行過程を持続的に見守る」と約束した。

乙支路委はまた「現在まで故ヨム・ホソクさんの『遺体奪取』事件に関する警察の例のない過剰鎮圧と非常識な介入行為について、 その原因と意志決定者は明らかになっていない」とし 「わが委員会は交渉妥結の結果とは無関係に、 今回の事件の原因と背後を必ず明らかにし、 一点の疑惑もないように真相を糾明していく」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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