韓国:サムスン白血病、労災要求5年 | |
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サムスン白血病、労災要求5年...遺族が嗚咽「サムスン、嘘をつく口はあっても、真実を話す口はない」
チャン・ヒョンミン修習記者 2012.11.19 19:37
小人とゴリアテの戦いと呼ばれるグローバル企業サムスンと白血病労災労働者 の戦いが5年目になる。サムスン半導体労働者の健康と人権保障を叫ぶ『パノル リム』(以下 パノルリム)は、サムスン白血病労災認定活動を始めて5周年をむ かえ、11月19日午後、ソウル市瑞草洞のサムスン電子本社前で記者会見を行った。 ![]() 2007年11月、サムスン半導体器興工場の労働者だったファン・ユミ氏が白血病 で死んだ後、地域の労働組合と労働保健運動団体、人権団体など20を超える団体 が連帯して対策委員会を発足させ、その後『パノルリム』と名称を変えて活動 しはじめて5年になる。 パノルリムはこれまで、△電子産業労働者の疾病を労働災害と認めさせ、△無 労組経営方針に対抗して労働基本権を勝ち取り、△利益のために有害物質と 有害産業を輸出入する新自由主義世界化の問題に抵抗するという3つの目標を 追求して活動を続けてきた。 その結果、被害労働者の一部でも、法院と政府が公式に労働災害を認める事例 を引き出した。また160人以上の職業病被害情報提供を集め、韓国の半導体電子 産業労働者の健康権の深刻な現実を社会に知らせ、半導体電子産業の職業病を 予防するために、政府と企業、学界の研究と対策などの談論を形成させる成果 をあげた。 ![]() パノルリムはこの日の記者会見で故人になったサムスン半導体労働者の遺族と 活動家が集まり、半導体労働者が抱える白血病への労災認定とサムスン電子の 労働者の権利を守る手段である労組結成の認定を要求した。 サムスン半導体労働者の遺族、ファン・サンギ氏は「サムスンは嘘つきです」 とし「嘘をつく口はあるのに、真実を話す口はない」と批判した。 ファン氏は「発ガン物質が含まれる製品は使いも取り扱いもしないといったが、 この前の労働部発表によれば、半導体工程でベンゼンが出てきたと話した。 ベンゼンは白血病を発生させる1級発ガン物質だ」とし「それでもかかわらず、 (サムスンは)個人の疾病だと嘘をつき続けている」と指摘した。 続いてファン氏は「サムスンはもう嘘をつかず、真実を語らなければならない」 とし「(サムスンは)労働組合の設立をぜひ認め、労働者が自分の防御権を行使 できるようにしなければならない」と付け加えた。 故ユン・スルギ氏の母のシン・ブジョン氏は「子どもを生き返らせて、子ども に会いたい、娘を生き返らせて..」とし、発言の途中で嗚咽した。 パノルリムのコンユ・ジョンオク活動家は「(労災認定)訴訟をして、会社の金 を受け取ろうとしているのでもなく、企業を罵倒して企業の根幹を揺るがそう としているのでもない」とし「何の被害もない労災認定を単にサムスン役員陣 数人の道徳的な汚点のために回避していることを指摘するためだ」と話した。 またコンユ・ジョンオク活動家は「私はここで一緒に寒さに耐えてプラカード を持つ皆さんと共に立っていることを誇りと思う」とし「せいぜいこの程度の 企業と戦って、憎しみと憎しみに溺れず、それを原動力にして、むしろ連帯で、 団結で、屈することなくこの場を守ってきた仲間たちを尊敬し、パノルリムも その気持ちで活動してきた」と所感を伝えた 5年、1800日以上、労災認定活動をしてきたパノルリムの活動は、今後も続けら れるものと見られる。直ちにパノルリムは12月中旬に労災認定、労災立証責任 転換などの権利拡大の『キャンドル文化祭』を計画しており、海外に進出する サムスン工場の建設にあたり、海外の労働者に同じ被害が起きないように国際 連帯にも努めることを明らかにした。 ![]() 翻訳/文責:安田(ゆ)
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