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サムスン半導体被害者、文在寅キャンプと面談

職業病解決を大統領選挙の公約にすることを要求..チョン・スノク委員長「サムスン、最悪の資本主義的態度」

ユン・ジヨン記者 2012.10.29 16:25

『半導体労働者の健康と人権守備パノルリム(パノルリム)』が民主統合党の 文在寅(ムン・ジェイン)大統領選候補側と会い、サムスン半導体職業病問題解決 のための大統領選挙公約化を要求した。

パノルリムとサムスン職業病被害者家族は10月29日午後1時、永登浦民主統合党舎 の前で労災死亡労働者を賛えるパフォーマンスをした後、文在寅大統領選挙 キャンプのチョン・スノク選対委員長との面談を進めた。文在寅大統領候補は 民主統合党の議員総会により出席できなかった。

先立ってパノルリムは、文在寅候補側に、△サムスン電子労災死亡への立場と 解決策、△災害当事者が勤労福祉公団に労働災害を立証すべき問題についての 立場、△事業場内化学物質情報が『営業機密』に制限されていることに関する 立場、△三星無労組経営に対する立場を事前に質問した。

チョン・スノク選対委員長は「営業機密という理由で化学物質情報が公開され ないことは変えるべきで、これを公開し、職業病を客観的に証明するべきだ」 とし「また今の時代に労働組合がないなどとんでもない。もしサムスンに労働 組合があれば、すでに解決していた問題」と指摘した。

続いてチョン委員長は「現在サムスンは人を雇い、働かせて捨てる最も悪質な 資本主義の態度を見せている」と批判した。

また「若い人が死んでいるのに民主統合党は何をしていたのか、とても恥ずか しい」とし「これ以上死ぬ人が出ないように、人が優先という哲学で、何でも 共にする」と明らかにした。

10月25日に開かれた第5回『半導体の日』記念行事への批判も続いた。韓国半導 体産業協会が主管した第5回『半導体の日』記念行事には、ユン・サンジク知識 経済部次官、イ・ユンウ サムスン電子常任顧問をはじめ、政府高位官僚、サム スン、LGなどの半導体企業主が参加した。この席でサムスン電子のイ・ユンウ 常任顧問は『誇らしい半導体の特別功労賞』を受賞した。

パノルリムのイ・ジョンナン活動家は「サムスン半導体職業病問題が表面化し て5年になった。半導体の日記念行事が毎年開催されるようになってからも5年 が経ったが、ここでは被害労働者に対して何の言及もなかった」と批判した。

これについてチョン委員長は「知経委所属議員なので、知識経済部がどんな方 法でこれに関係しているのか調べる」とし「また労働災害などに関し、事業主 罰則条項がとても弱くて意味がなく、これへの措置も必要だ」と説明した。

一方、パノルリムは面談に先立ち、午前11時、ソウル高等法院新館正門の前で 記者会見を行い、高等法院に労災認定要求対国民嘆願書を提出すると発表した。

パノルリムはこの日、全国から送られた約3700部の嘆願書をソウル高等法院第 9行政府に提出し「今回の五人の原告に対する労働災害認定は、これから企業と 社会が半導体労働者の生命と健康を尊重して職業病予防に努めるようにさせる 初めての装置になる」と訴えた。高等法院は11月1日、被害者3人に対する最終 弁論を行い、11月中旬頃に判決を出す展望だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-10-30 01:56:23 / Last modified on 2012-10-30 01:56:24 Copyright: Default

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