韓国:南原市、上水道民間委託案撤回 | |
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南原市、上水道民間委託案撤回地域対策委、「南原市民は企業ではなく南原市の安定供給を望む」
イ・コンマム記者
iliberty@jinbo.net / 2008年06月17日13時29分
南原市が上水道を水資源公社に委託する計画を撤回したことで注目をあつめている。 南原市は6月12日、これまで進めてきた上水道委託計画を撤回した。南原市は 2006年4月、水資源公社と委託についての基本協約書を締結し、上水道委託計画 を進めてきた。理由は上水道運営を『効率的』にするということだった。その ため昨年11月、南原市が南原市議会に上水道民間委託同意案を提出し、南原市 議会は今年4月、これを通過させようとしたが市民の反発で失敗した。 その後、『南原市上水道民間委託反対、水社会公共性拡大のための対策委員会』 (対策委)が上水道民間委託住民投票実施を要求するなどの抗議行動を続けた。 昨年11月から南原市民は193日間のキャンドル文化祭を開き、南原市庁の前で 135日間の朝デモを行い、テント座り込みもした。1万人の南原市民が、南原市 の上水道民間委託を反対するという署名運動にも賛同した。こうした市民の反 発で、結局南原市議会は南原市に上水道民間委託同意案撤回を要求し、南原市 がこれを受け入れた。 ▲4日、全国公務員労働組合全北地域本部は上水道民間委託を推進する南原市長を糾弾する記者会見を行った。[出処:全国公務員労働組合] 今回の南原市の決定に対して対策委は歓迎の声明を出した。対策委は「南原市 の上水道委託は、南原市民のためではなく、上水道民営化計画の一環として推 進されていた」とし「上水道民間委託の撤回は、水私有化の陰謀に対抗し、自 分たちの生命と権利を守ろうとする9万の南原市民の献身的な闘争と努力の結果」 と明らかにした。 続いて対策委は「南原市民が必要としているのは、安くて、信じられる清潔な 水道水であり、企業ではなく南原市が安定して供給する水道水を望む」とし、 「南原市は効率的な上水道管理のためにこれまで投資してこなかった予算を増 額し、上水道が必要な未給水地域への供給と老朽水道管の交換のための計画を 樹立し、生命そのものである水の公共性と安定供給、サービスの向上にさらに 努力しなければならない」と南原市に注文した。 南原市民と共に、上水道民間委託反対の戦いに連帯した全国公務員労働組合(公 務員労組)も歓迎声明を出し「今回の南原市の委託撤回が時期的なものではな いことを望む」と明らかにした。 公務員労組は「現在、BSE牛肉輸入に加え、水道水私有化への全国民の怒りがあ る」とし、政府に、△各地方自治体に示達した上水道委託指針撤回、△水産業育 成政策と水私有化法人水産業支援法立法予告計画撤回を要求した。 一方、政府は5月29日、「地方上水道の累積赤字と水質への国民の不安を根本的 に改善する措置」として、市郡地域を3〜15の地域に広域化、水資源公社などの 専門機関による管理を誘導する計画を発表した。これに対して政府は民営化で はないと強調したが、公務員労組は「地域別に統廃合し、大型化するというこ とで、統廃合された上水道を完全に企業に転換したり民営化するということ」 と指摘していた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
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