KTX民営化、水面下でまだ『密室推進』か

国土海洋部と鉄道公社の経営陣が20日に非公開討論会

1月20日午後、国土海洋部が鉄道公社の経営陣とKTX民営化問題についての 非公開討論会を開き、政府が『密室討論』で民営化を強行しようとしていると いう声が高まっている。

『KTX民営化阻止と鉄道公共性強化汎国民対策委(対策委)』は1月20日12時30分、 果川市民会館前で記者会見を行い、政府がKTX民営化強行の意志を曲げず、 非公開討論会で民営化を強行しようとしていると批判した。

▲民主労総と民主労総と民衆の力、韓国進歩連帯、統合進歩党、進歩新党、社会党など50余りの労働、市民社会、政党は18日、『KTX民営化阻止と鉄道公共性強化のための汎国民対策委員会(対策委)』を発足させた。［出処:チャムセサン資料写真］

対策委は「最近の世論調査で国民の10人に7人がKTX民営化に反対している。特 に20代は85%が反対すると答えた」とし「だが国土海洋部のKTX民営化の意志は 折れそうもなく、政府にとって国民は対話と考慮の対象ではない」と非難した。

実際に国土海洋部はKTX民営化の日程を延期すると発表したが『総選挙の後は 何があっても推進する』という意志を示している。特に国土海洋部はKTX民営化 による副作用を『怪談』と牽制し、公開討論会の開催を発表した。だが結局、 国土海洋部は一般人の参加を排除して鉄道公社の経営陣と非公開討論会を開き 『密室民営化推進』という非難は避けられそうもない。

対策委は「国土海洋部の直接的な管理監督を受けている鉄道公社経営陣と討論 するというのは、鉄道公社の経営陣を強迫し、内部の反発を減らす意図」とし 「国民はまた脇役にして、密室で事業を進めるということ」と説明した。

また彼らは記者会見文で「少なくとも一般人に討論会を公開するだけでなく、 インターネット中継などを含み、すべての国民が討論会に直接接し、参加し、 意見を言える方案を用意しろ」とし「政府のKTX民営化の拙速推進と国民を無視 する密室討論を中断するよう強く要求する」と明らかにした。

一方、民主労総と民主労総と民衆の力、韓国進歩連帯、統合進歩党、進歩新党、 社会党など50余りの労働、市民社会、政党は、1月18日に、『KTX民営化阻止と 鉄道公共性強化のための汎国民対策委員会(対策委)』を発足させた。

彼らは2月初め、KTX民営化の問題を公論化する政策討論会を始め、2月〜4月の 総選挙を控え、政界と政府との面談を行い、KTX民営化の国民的な反対の意見を 伝える計画だ。また、1月から法制度改善案を準備し、6月の国会で改正立法を 発議し政策諮問団の構成、国際シンポジウム、1人デモ、宣伝戦などの広報事業 にも力を入れる方針だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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