40代男性が結婚できない理由、二極化が原因

85年以降、40代の未婚率が着実に増加、「非正規職差別解消を」

韓国労働研究院の月刊労働レビュー9月号の統計によれば、40代の未婚率が85年 以後、着実に増加していることがわかった。特に40代の男性は不安定な就職状態 の時に高い未婚率を示し、非正規職差別の解消が至急であることが明らかになった。

▲韓国労働研究院 月刊労働レビュー9月号より

9月7日朝の平和放送〈開かれた世界、今日!〉に出演した労働研究院動向分析室 のソン・ジェミン博士は「40代の未婚男性が低学歴者の割合が高く、雇用不安 階層であり未婚率が高いと見れば、不安定な雇用が高い未婚率の原因」とし 「40代男性の場合、臨時日雇いでは15%が未婚だ。未就業者なら20%以上の 未婚率を示す」と伝えた。

続いて「結婚は一つの結果だという気がする。根本的には韓国社会で深刻にな る二極化が問題ではないかと思う。所得が低ければ結婚も難しく、健康も低所 得層のほうがはるかに悪いという研究結果がある。二極化が深刻になり、多様 な領域で基本的な権利を享受できず、挫折する個人が多いことが統計で現れた」 と話し、社会二極化の深化が多様な問題の根本原因だと語った。

こうした問題についてソン・ジェミン博士は「二極化解消問題、非正規職解消 の問題が緊急だ」と解決の方案を明らかにした。

2000年代以後、政府は出産率低下を解決するため、出産奨励政策と結婚奨励政策 を展開しているが、二極化解消と労働安定の問題、養育に対する社会化を優先 すべきだろう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可（ 仮訳 ）に従います。