韓国:経営界、最低賃金時間稼ぎ | |
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経営界、最低賃金時間稼ぎ...30ウォン引き上げを提案経営界「10ウォン、5ウォン、5ウォン、10ウォン」...民主労総「あきれた」
ユン・ジヨン記者 2010.06.25 19:12
最低賃金委の最後の全員会議が6月24日午前11時に開かれたが、経営界は 『0.7%引上げ』を修正案として提出した。 4次全員会議まで、経営界は最低賃金凍結を主張し、6月18日の5次全員会議では 0.2%引き上げ案を提出した。0.2%引上げは、時給にして約10ウォンの値上げで、 労働界と市民のひんしゅくを買った。 最後の全員会議の6月24日午後6時まで、経営界は2度の5ウォン値上げ案を提出 し、計10ウォンの引き上げを主張した。だが労働界では「われわれは5ウォンの 人生でも、10ウォンの人生でもない」と反発して出た。 結局、午後6時30分に再開された全員会議では、経営界が0.7%(4140ウォン)の値 上げ案を提出し、労働界が21.7%(5000ウォン)の引上げ案を提出して終わった。 会議は28日に再開される。 だが労働界と経営界、両側の値上げ要求案の差が20%を越えており、会議は終盤 まで産みの苦しみを味わうものと見られる。何よりも経営界は全員会議で5ウォ ン、または10ウォンの値上げ案を提出して時間がかかっている状態で、労働界 は経営界に最低賃金値上げ幅を狭める議論を提案し続けている。 午前11時からの第6次全員会議は午後6時40分頃に終わり、午後4時に最低賃金委 員会前では民主労総の『生活賃金争奪ための国民賃闘勝利総力闘争決意大会』 が開かれた。 女性連盟のイ・チャンベ委員長をはじめとする3人の勤労者委員は、全員会議中 に決意大会に参加して経営界の5ウォン値上げ案を批判した。イ・チャンベ女性 連盟委員長は「15日間の座り込み闘争で凍結案を撤回させたのに、結果は10ウォ ン値上げだった」とし「今日はさらにあきれる。今日は5ウォンが出てきた。5 ウォンや10ウォンで私たちの闘争を終えろなどとんでもない」と主張した。 続いて「私たちの要求が貫徹されなければ法定時限も越える」と述べ、「勤審 委でやられ、最賃委でまた対抗できなくはないか」として声を高めた。 もう一人の勤労者委員の民主労総のキム・テヒョン政策室長もまた「今年の経 済成長率は1/4分期に8%を越え、年間で6%台に迫ると予測されている」と説明 し「だが物価成長率3%の上昇にもかかわらず、1か月85万ウォンの労働者の最低 賃金をたった10ウォンしか上げないという」と非難した。 キム・テヒョン政策室長は続いて「今日の交渉で使用者委員は5ウォン値上げ案 を二回提出したが、われわれは交渉闘争でこれを積極的に突破する」と述べた。 民主労総組合員、大学生、市民団体など2000人が集まった今回の決意大会は、 午後4時から6時まで続けられた。この席で民主労総のキム・ヨンフン委員長は、 決意大会に参加した大学生に言及して「李明博大統領の半額登録料公約はどこ に行ったか」と、学費を稼ぐためにアルバイトをする青年は最低賃金も受け取 れずに金を取られることが一般化している」と批判した。 また「最低賃金値上げで社会二極化を解消し、経済を循環させるべきなのに、 財閥は倉庫に莫大な金を積んでばかりいる」と主張した。 化学繊維連盟のイ・サンジン委員長は、「李明博政権は最近になって『国格』 という用語をしばしば使うが、色検事、モチ検事の保護と天安艦北風扇動がこ の国の国格か」とし「先進国と言われる北欧の労働者組織率は70%だ。結局国格 は労働が尊重される社会に付与される」と指摘した。 一方、民主労総をはじめとする市民社会団体は、最低賃金値上げ闘争に拍車を かける予定だ。24日、民主労働決意大会の後、午後6時30分からは民主労総傘下 の組織と産別連盟が最賃委前で野宿徹夜座り込みを進める。 また、6月29日午後7時、最賃委前では全国で5000人を集めて『最低賃金5180ウォ ン争奪全国労働者大会』が開催される。彼らは最賃委値上げの議論が法定時限 の29日を越えれば、30日から7月1日にかけて野宿徹夜座り込みをする。 青年ユニオンも27日と28日にかけて『最低賃金権利探し文化祭』と『青年家計 簿発表記者会見』を進める予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-06-27 03:48:14 / Last modified on 2010-06-27 03:48:17 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |