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韓国:済州から、最低賃金を現実化しよう
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済州から、最低賃金を現実化しよう

[寄稿]最低賃金現実化全国一周聖火奉送大会

コン・テユン(進歩新党) 2011.05.25 17:48

最低賃金は、いつから最高賃金になったのか?

今日、最低賃金現実化のための全国一周聖火奉送大会の最後の幕が上がった。 済州を始め、これから12日間の全国一周が始まる。進歩新党が今年、力を入れ ている事業の『最低賃金現実化、生活賃金権利探し』は、労働者平均賃金の 26%に過ぎない2011年4320ウォンの最低賃金を、最低限の生活ができる水準の 5410ウォンに上げようというところにある。

趙承洙(チョ・スンス)代表、キム・ウンジュ副代表、民主労総済州本部のコ・ デオン本部長、ドンソ交通のヒョン・ボンジュ支会長が参加して、最低賃金を 現実化するための点火式を行った。ドンソ交通のヒョン・ボンジュ支会長は 『最低賃金がきちんと守られない事業場が、済州道内にはドンソ交通の他にも 多く、ドンソ交通の場合はさらに賃金の未払いまで行われている』と伝えた。

ラーメン代も材料費より高い世の中、最低賃金はそのまま

OECD国家で韓国の最低賃金水準は果たしてどの程度か? 韓国はOECD国家の中で 最下位水準だ。世界中にあるビッグマック・セットで最低賃金を換算してみた。 2009年に、韓国は最低時給で1.2個を食べられ、韓国に近い日本は2.4個、そして オーストラリアは4個食べられる数値だ。

果たして物価をきちんと反映して最低時給を決めたのか疑わしいほどだ。最近、 インスタントラーメンも高くなっているのに、なぜ賃金には反映されないのだ ろうか? だから進歩新党は要求する。月平均113万ウォン程度にしなければ、 まともな生活は維持できないのだ。

最低賃金を守る事業場はバカ?

事業場を管理、監督する手続きを作れ

先に見たように、最低賃金を上げなければならない。しかし現実はどうか? 2011年の最低賃金だった4320ウォンを守る事業場がどれだけあるのだろうか? 最低賃金を上げることは積極的に賛成しても、どれだけの事業場がこれを守っ ているのか考えざるをえない。2009年の統計庁の資料によれば、最低賃金未達 労働者は約210万人と推測されており、特に24歳以下の青年層と50歳以上の 中壮年層では、最低賃金未達の割合が二桁以上と高い。

そればかりか、30人以上の事業場はそれでも守られるが、30人未満の事業場は 最低賃金未達事例が多い。つまり、事業場で働く勤労者の数が少ないほど、 そして年齢が低かったり50歳以上になるほど、最低賃金は守られていないのが 実情である。だから最低賃金をしっかり実現するように最低賃金委員会傘下に 管理監督院をおき、事業場がきちんと賃金に合わせて反映できるような方案を 用意しなければならない。

最低賃金5410ウォンに上げて、毎年動こう!

まず最低賃金を物価に合わせて上げなければならない。そのために進歩新党は 聖火大会で全国各地を回る。奉送大会の初日は済州大を訪問したが、ある大学生 が言った。『最低賃金の5410ウォンぐらいもらいたい』。つらい言葉だ。事実、 最低賃金5410ウォンは、不可能でも、難しいことでもない。多くの市民と人々 が参加すれば、現実になる。

これから6月4日まで聖火奉送大会は続いて進められるだろう。そして6月末最低 賃金委員会に道民の希望と関心が含まれた5410部の署名用紙を渡し、最低賃金 が生活賃金になるようにする。2012年の目標最低時給は5410ウォンだ。2013年 の最低賃金はさらに生活に近い賃金になるだろう。庶民が共に笑える賃金、 生活に近い賃金を勝ち取ろう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-26 04:26:19 / Last modified on 2011-05-26 04:26:40 Copyright: Default

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