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「最低賃金委公益委員は、暮らしの影響を考えよ」

青年学生団体、MB時代の最賃委への回帰を憂慮

キム・ヨンウク記者 2013.07.04 15:31

青年ユニオン、アルバイト連帯など「最低賃金引き上げ生活賃金争奪青年学生団体連席会議」は7月4日午前、国会記者会見場で記者会見を行って「最低賃金審議の実質的な決定権を持つ公益委員は、政府と使用者方に立って沈黙している」とし公益委員の公益的な審議を要求した。

この日は、来年度の最低賃金引き上げのため7次最低賃金委員会全員会議が予定 されている。これに伴い、午後7時から論硯洞の最低賃金委員会前で、労働市民 人権団体の共同糾弾記者会見が予定されている。また、7時からはアルバイト連帯が 最低賃金1万ウォンを要求する大会も開く。

記者会見に参加した進歩正義党の朴元錫(パク・ウォンソク)議員は「公益委員 が毎年、最低賃金を決定する時期になると、何もせずに労使間交渉だけに任せ、 公益的な役割をせずに使用者の立場を代弁するだけの役割に傾倒してきた。 こうした最低賃金委員会には存在理由がない」と非難した。

朴元錫議員は「最低賃金制度の趣旨を生かし、最低賃金らしく運営できなければ 法定最低賃金を労働者平均賃金の50%とする最低賃金決定方式の改善は避けられ ない」とし「労働者平均賃金の50%とする最低賃金法の改正に最善を尽くす」と 明らかにした。

張(チャン)ハナ議員は「朴槿恵(パク・クネ)大統領は、物価上昇率と経済成長率 に基づいた合理的な最低賃金で現実化すると公約した」とし「公益委員が公共 の利益は考慮せず、国民の膏血を吸う財界を統制せずに幇助するばかりだ。 この状況なら朴槿恵政府での最低賃金引き上げ率は1%台になるのではないかと 心配だ」と指摘した。

アルバイト連帯のク・ギョヒョン報道担当者は「今日の会議を控えて厳しい 噂が飛んでいる。公益委員が一桁水準の引上げ案を検討しているという」とし 「これが事実なら朴槿恵政府は最低賃金引き上げ率が一番低かったMB時代へと 回帰することになる」と警告した。

青年ユニオンのチエ委員長は記者会見文で「公益委員と政府は、責任を持って 最低賃金引き上げの先頭に立て」とし「2012年、いくら資格の問題や法令違反 の問題の中で委嘱された委員といっても、自分たちの審議結果が誰の人生に 影響するのかを考えて審議しなければならない」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-07-04 23:31:30 / Last modified on 2013-07-04 23:31:31 Copyright: Default

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