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ノンマ共同体、公共機関無対策、家なく流浪

ノンマ共同体「予告ない強制撤去」 vs 江南区庁「予告された非暴力撤去」

チャン・ヒョンミン修習記者 2012.11.30 19:37

起居する場所のない野宿者のシェルターで自活共同体の『ノンマ(屑物)共同体』 の施設が強制撤去されたことについて、江南区庁とノンマ共同体間の対立が続 き、論議がおきている。

11月30日午前、YTNラジオの〈キム・ガプスの出発新しい朝〉に出演したノンマ 共同体のソン・ギョンサン理事は、28日に江南区庁が執行した強制撤去は事前 通報がない暴力的な撤去だったという立場を明らかにした。

これに対して江南区庁の住居整備チーム長は話が違うとし、ソン・ギョンサン 理事の言葉を否定し、予告された撤去だったという立場を表明し、互いの立場 の差を明確に現わした。

ソン・ギョンサン理事は「(ノンマ共同体は)都市最下位1%の貧民約50人が現在 生活しているが、居住地がなく、コンテナで暮らし、生活と住居を共にしてい る」とし「ところが28日明け方4時の強制撤去で共同体の臨時建物をすべて壊さ れ、その過程で20人余りが怪我をした。指3本が折れ、全治6週の怪我をした人 もいた」と伝えた。

続いてソン理事は「事前警告なく15日の午前4時に住民全員がコンテナで眠って いる時、用役チンピラ150人を動員し、2時間にわたりコンテナ一棟、ビニール ハウス、簡易食堂をすべて壊した」と当時の状況を説明した。またソン理事は 「建物を壊した後、コンテナに撤去戒告状を付けた」とし「これは緊急状況で なければ先執行・後戒告を禁じる法に反する明白な不法行為だ」と主張した。

またソン理事は、「昨日も市民団体と抗議訪問をしたが、面談要請を聞き入れ ず、逆に悪口を言い、完全に無視する態度を撮り続けた」とし「撤去する前に 共同体のための居住地を別に作るという言葉は嘘で、共同体から脱退した5人を 河川敷地に移住させ、ノンマ共同体の人であるかのように事実を歪曲し、 これを言論に送りだしている」と批判した。

これに対して江南区庁のキム・ジュンチョル住居整備チーム長は「ソン・ギョ ンサン総務の一方的な話だ。執行前に戒告文を発送したし、数回対話して撤去 を薦めた」と立場の差を明確にした。

断水・断電および住民の拘禁に対してキム チーム長は「話したように、コンテ ナは火災に弱いので断電した。水は私たちが見るところ、無断で公園から給水 するなど十分に供給していた」と釈明した。

一方、15日と28日の二回にわたり、ノンマ共同体の施設を奇襲強制撤去したと 批判されている江南区庁は29日、市民社会団体と共同体の住民が訪問しても、 無視、無対応を続け、批判を受けている。また事態を解決するために共同体の 住民と市民社会団体が陳情書を提出したが、ソウル市人権委も国家人権委も、 これに対し何の対策も出さず、議論が高まりそうだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-02 14:51:59 / Last modified on 2012-12-02 14:52:00 Copyright: Default

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